R7年研修生と配信①
2025-07-28 配信|川上牧場 酪農データバンク
配信の全文
https://open.spotify.com/episode/6GrMMTuCWCvG4leJa4e3bm?si=YQeo10KpSIeVhd5WKXcznA
🐮 はじめに
こんにちは、川上牧場です。
今回は、研修に来てくださったR7年入庁の県職員さんとの対話を通じて、「なぜ農業を志したのか?」「県の仕事で見えてきた課題とは?」そして「酪農の現場から見た経営のリアル」について深掘りしていきます。
これから農業に関わろうとしている方や、農政に関心がある方、そして現場の悩みを共有したい農家さんにとって、きっとヒントになる内容です。
🌱 なぜ農業に興味を持ったのか?
県職員さんは農家出身ではなく、農業高校をきっかけに農に関心を持ったとのこと。最初は「家が近かったから」という動機でしたが、良い先生との出会いが人生の分岐点になりました。
「シクラメンを作る姿勢がかっこよかった」
誰かの「かっこいい」が、未来を変える。農業高校の教育現場には、そんな原体験が眠っています。
🌾 現場のギャップと学び
畜産未経験で配属される県職員にとって、現場は専門用語・方言・慣習だらけ。家畜市場や農家とのコミュニケーションには、まさに“言葉の壁”があると言います。
「会話が聞き取れない」「何を話しているのかわからない」
それでも現場に足を運び、月に何度も市場に通う姿勢は、信頼の第一歩に。他産業ではなかなか見られない「現場との距離感」が、農政には求められます。
🧮 経営改善は理屈だけでは語れない
指導を任される立場になっても、現実の壁は厚い。良い牛を育てるには投資が必要。でも、市場価格は低迷している。投資しても報われるかは不透明——。
このジレンマは、あらゆる農家が直面している課題です。
「改善を提案するけど、16ヶ月後(種付~子牛出荷)まで耐えられるだけの懐がないと無理」
「やれば良くなる」は、現場にとって時に無責任にもなり得る。だからこそ、経営改善は“数字”と“感情”の間を丁寧に歩く必要があります。
🧬 牛づくりは、科学と経験の融合
いまや牛の遺伝情報(ゲノム)から、将来の体格・肉質・病気リスクまで予測できる時代。
でも、科学を活かすも殺すも「飼い方次第」です。
「腹いっぱい食べさせればいい、は違う。各牧場の損益分岐点がある」
また、子牛を育てて売る「繁殖農家」と、成牛にして出荷する「肥育農家」では求める牛のタイプが異なるため、“お客さんの期待に応える牛づくり” が大事になります。
🐄 これからの農政と人材育成に必要なこと
今回の研修から浮かび上がるのは、
・専門外から農業に飛び込む人材をどう支えるか?
・農家と行政がどう協働できるか?
・牛づくりを「経営」としてどう捉えるか?
という大きな問いです。
農業の現場は、人と人との信頼、そして持続的な仕組みづくりがすべて。
県職員のように現場に出て声を拾い、苦労を知り、農家と共に悩む姿勢は、これからの農政の希望だと感じました。
📣 最後に
この記事を読んでくださった皆さんの中に、
「農業や畜産に関心がある」
「行政の仕事に携わってみたい」
「もっと現場の声を知りたい」
そんな想いが芽生えたなら、ぜひコメントやリアクションで教えてください。
https://note.com/kawakamifarm/n/nbf0a8d7a7a3e
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