日曜コメント返し回📩 TikTok・YouTube・食レポの感想に全部答えます!
2026-04-05 配信|川上牧場 酪農データバンク
配信の全文
おはようございます。川上牧場の川上です。
今日は4月5日、日曜日。
出雲市は最高気温19度、晴れ時々曇りの予報です。
もう、めっきり春ですね。
「そろそろお花見に行きたいなあ」と思っていたんですが、昨日の大雨と風で、出雲の桜もだいぶ散ってしまいました。ちょっと残念です。
でも、まだ全部なくなったわけではありません。
枝に残った桜、地面に広がる花びら、風で舞う春の空気。これはこれで、春の牧場らしい景色です。
そんな日曜日ですが、私は町内会の溝掃除からスタートです。年度はじめの恒例行事ですね。地域で暮らしていると、こういう仕事も大事な牧場の一部です。
そのあとは、産前産後の牛の確認と処置。
さらに、堆肥舎の堆肥も運ぼうかなと思っています。
春だ、日曜だ、お花見だ。
でも酪農家は、牛と堆肥と溝掃除です。
なんとも華やかではありませんが、これが現場です。
今日は、毎週日曜日恒例の「まったりゆったりコメント返し回」です。
YouTube、TikTok、音声配信、SNSにいただいたコメントを拾いながら、酪農のこと、牛乳のこと、食レポのこと、研修生のことまで、ゆるくお話ししていきます。
ぜひ牛乳を飲みながら、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
まずは今日も、牛乳で乾杯
4月に入りました。
週末ということで、お花見に行ってお酒を飲む方もおられるかもしれません。
そんな方に、酪農家からひとつお願いです。
お酒の前に、牛乳を一杯どうでしょうか。
春休みの期間中は、学校給食が止まります。
学校給食が止まると、当然、給食用の牛乳の消費も落ちます。
牛乳は毎日搾られます。
牛は「今日は春休みだから、ちょっと乳量を減らしておこうか」とは言ってくれません。
だからこそ、春休みや長期休みの時期は、牛乳の行き先が不安定になりやすいんです。
もちろん、牛乳を無理に飲んでくださいという話ではありません。
でも、いつものコーヒーに少し入れる。
朝ごはんに一杯足す。
お風呂上がりに飲む。
料理に使う。
そんな小さな選択が、実は酪農の現場を支えています。
ということで、今日も皆さんと一緒に。
牛乳で乾杯!
いただきます。
今日も牛乳を飲んでくださって、本当にありがとうございます。
研修生が、今度はうちの牛を引いてくれる
今日、私が町内会の溝掃除をしている間に、中国地区の共進会があります。
うちからも牛を一頭出しています。
結果はお昼ごろに出るかなと思います。
今回、その牛を引いてくれるのが、以前、高校生の時に川上牧場へ研修に来てくれていた子です。
高校生だった子が、社会人になって、今度はうちの牛を引いてくれる。
これは、かなり嬉しいです。
当時は「この子たちのために、少しでも現場のことを伝えたい」と思って研修を受け入れていました。
それが今、巡り巡って、また牧場に関わってくれている。
恩返しという言葉が正しいのかわかりませんが、こういう循環を見ると、「やってきてよかったな」と思います。
酪農は、牛乳を搾る仕事です。
でも、それだけではありません。
牛を育てる。
人を育てる。
地域と関わる。
食べる人とつながる。
そういういくつもの輪っかの中で、牧場は続いていきます。
こういう活動を、もっと増やしていきたいです。
ハイランドキャトル、やっぱり人気です
まず最初のコメントです。
YouTubeで毎日コメントしてくださっているリスナーさんから。
「目が見えないくらいふわふわの毛の牛って、ハイランドキャトルでしたっけ?ペットみたいに飼いたいなーって願望で、TikTokで海外の酪農家さんの動画を見て勝手に癒されています」
ありがとうございます。
そうです。ハイランドキャトルです。
あの前髪がフサフサで、目がどこにあるのかわからないような牛ですね。
海外の動画でよく流れてきます。
あれ、かわいいですよね。
見ているだけで癒されます。
牛というと、日本ではホルスタインや黒毛和牛のイメージが強いと思います。
でも世界には、本当にいろんな牛がいます。
ハイランドキャトルのように毛が長い牛もいれば、もっと小型で、ずんぐりむっくりしたペット向けのような牛もいます。海外では、ミニチュアカウのような形で飼われている牛もいます。
以前、ある業者さんから「こういう牛の受精卵も扱っていますよ」と聞いたことがあります。
値段を聞いたら、かなり高かったです。
たしか数十万円単位の話でした。
「えっ、牛一頭じゃなくて、受精卵でその値段?」と思いました。
ただ、日本でこういう特殊な牛を飼うのは、なかなか難しい面があります。
まず夏が暑い。
そして餌が高い。
さらに、牛を飼うための場所や管理の問題もあります。
かわいいから飼いたい、という気持ちはよくわかります。
でも牛は、犬や猫とは違います。
体が大きく、餌も水もたくさん必要です。
糞尿も出ます。
病気の管理も必要です。
それでも、こういう多様な牛の存在を知ってもらえるのは、とても嬉しいです。
「牛って、白黒の牛だけじゃないんだ」
「牛にもいろんな個性があるんだ」
そう思ってもらえるだけで、酪農や畜産の世界は少し近くなります。
インドの牛乳はなぜ安い?日本は本当に消費者に優しいのか
続いてのコメントです。
「インドの牛乳安い!韓国高いのはなぜかな?日本は圧縮構造なんですね。消費者に優しいんでしょうか?」
ありがとうございます。
これは、かなり深いコメントです。
インドは牛乳生産量がとても多い国です。
大規模牧場もありますし、庭先で1頭、2頭を飼うような昔ながらの飼い方も残っています。
日本の酪農とまったく違う構造なんですよね。
インドは国土が広い。
人口も多い。
宗教や食文化の中に牛や乳製品が深く入り込んでいる。
そして、ギーのように牛乳を加工して使う文化もあります。
一方で、日本はかなり特殊です。
海外から飼料を輸入し、限られた土地で牛を飼い、衛生管理を高いレベルで求められながら、それでもスーパーでは牛乳をできるだけ安く届けようとしている。
つまり、生産現場にも流通にも、かなりの圧力がかかっている構造です。
「消費者に優しいのか?」と聞かれると、たしかに店頭価格だけ見れば、優しいのかもしれません。
でも、その安さの裏側で、酪農家や乳業メーカー、流通のどこかが無理をしているなら、それは本当に優しい構造なのか。
ここは考えないといけないところです。
最近の調査を見ても、牛乳を飲む量が減っている理由として、
「価格が上がった」「家計が厳しい」という声が目立ちます。
つまり、消費者も苦しい。
生産者も苦しい。
乳業メーカーも苦しい。
誰か一人だけが悪いという話ではありません。
所得が上がらない中で、食費を抑えなければならない家庭がある。
一方で、飼料費、燃料費、人件費、資材費は上がっている。
その間で、牛乳という商品がどうあるべきか。
これは、酪農業界だけではなく、社会全体で考えるテーマだと思っています。
牛乳専用列車と、インドのスケール感
続いてのリスナーさんから。
「最高気温23度?北海道まだ雪降ってますよ。約2300キロメートルを大量輸送する牛乳専用列車。牛は神様のインドはすごいですね」
ありがとうございます。
日本の中でも、春の感じ方は本当に違いますよね。
出雲では20度近くまで上がって、桜が散り始めている。
でも北海道では、まだ雪が降っている。
同じ国なのに、酪農の環境がまったく違います。
そしてインドの牛乳専用列車の話。
これもスケールがすごいです。
日本で「牛乳を運ぶ」と聞くと、タンクローリーのイメージが強いと思います。
牧場から集乳車が来て、乳業工場へ運んでいく。
でも国土が広い国では、鉄道や長距離輸送の考え方も出てきます。
ただ、ここで大事なのは、国によって牛乳の価値観や使い方が違うということです。
日本では、飲用牛乳としての衛生基準や鮮度のイメージがとても強い。
一方で、インドではギーなどの加工用途も大きい。
加熱して加工する前提なら、流通や衛生管理の考え方も日本とは違ってきます。
だから「インドではできるから、日本でも同じようにできる」とは簡単に言えません。
酪農は、その国の気候、食文化、宗教、流通、所得、土地条件、全部が関わっています。
牛乳は世界共通の飲み物のようで、実はものすごく地域性のある食品なんです。
生クリーム食レポに、コメントが自由すぎる
続いてはTikTokのコメントです。
株式会社リクームさんの「生クリ」を食べている動画に、たくさんコメントをいただきました。
「おいしいだろうな。幼少期に泡立て器で生クリームを泡立てて、ボウルのまま食べたことを思い出したよ」
ありがとうございます。
わかります。
子どものころの夢って、ありますよね。
ボウルいっぱいの生クリームをそのまま食べたい。
フルーチェをボウルごと食べたい。
プリンをバケツで食べたい。
大人になると、できるんです。
できるんですけど、やったらやったで胃が現実を教えてくるんですよね。
「夢は夢のままが美しいこともあるぞ」と。
でも、なまくりは本当に面白い商品でした。
生クリームだけかと思ったら、スポンジも入っている。
ふわふわ感があって、甘さもあって、食レポとして楽しい商品でした。
コメントも自由でした。
「ふわふわ美味しそう」
「いつものライブ配信かと思った」
「でも食べるシーンないんかーい」
「今回はちゃんと食べてる」
「食べながら喋んな」
ありがとうございます。
食レポ配信なので、食べながら喋ります。
すみません。
でも、こういうコメントが来るのがTikTokらしくて面白いです。
きれいに整った感想だけではなく、思ったことをそのまま投げてくれる。
そこから会話が生まれる。
私は、牛乳や乳製品をもっと楽しく届けたいと思っています。
「牛乳を飲んでください」だけでは、なかなか届かない時代です。
でも、生クリーム、バター、チーズ、ヨーグルト、カフェオレ、ミルクスイーツ。
いろんな入り口があっていい。
乳製品って、こんなに楽しいんだ。
牛乳って、飲むだけじゃなくて、食べても楽しいんだ。
そう伝えるために、こういう食レポもやっていきたいです。
乳製品を販売している会社さんで、TikTokショップなどを活用している方がおられましたら、ぜひ声をかけてください。
川上牧場のアカウントでも紹介できることがあれば、全力でやります。
牛乳だけでなく、乳製品全体を盛り上げたいです。
乳房炎は、誰か一人のせいではない
次は、YouTubeにいただいたコメントです。
「乳房炎はいつ起きる?搾乳との関係と本当の原因を現場から解説」という配信にきたコメント
「ヘルパーさんが来て乳房炎になるのが嫌なら、最初から頼まなければいいじゃんって思います。乳房炎の原因は絶対一つではありませんし、仮にそうだったとしても、まず原因を他人のせいにする思考でいたら改善なんかしませんよ」
ありがとうございます。
これは本当に、その通りだと思います。
私は酪農ヘルパーをしていた経験があります。
だから、ヘルパーさんの大変さもわかります。
酪農家の立場になった今でも思います。
ヘルパーさんが来てくれるから、休める。
冠婚葬祭や急な用事があっても、牧場を空けられる。
それがどれだけありがたいことか。
乳房炎の原因は、ひとつではありません。
搾乳手順。
牛床の汚れ。
牛の免疫状態。
暑熱ストレス。
飼料。
水。
分娩前後の管理。
牛群全体の環境。
いろんな要因が重なって起きます。
もちろん、搾乳作業の影響がゼロとは言いません。
でも、何か起きたときにすぐ「誰かのせい」にしてしまうと、改善の道が閉じてしまいます。
本当に大事なのは、原因を探すことです。
誰が悪いかではなく、何が起きたのか。
どこにリスクがあったのか。
次にどう防ぐのか。
そこを見ないと、牧場は良くなりません。
ヘルパーさんに感謝できる酪農家でありたいし、ヘルパーさんが安心して働ける業界であってほしいです。
ヘルパーさん、本当にありがとうございます。
研修生がいる時の川上さんは、ちょっと違う?
続いて、TikTokの昔の研修生配信に来たコメントです。
「研修生のいる時の川上さんはちょっと違いますね」
ありがとうございます。
これは、かなり鋭いです。
研修生との配信は、構図が難しいんです。
どうしても、酪農家の私が説明する側になり、研修生が聞く側になります。
そうすると、配信の中で私が先生みたいに見えてしまう。
でも、本当は研修生をもっと前に出したいんです。
研修生が何を感じたのか。
何に驚いたのか。
どこが難しかったのか。
どんな言葉が出てくるのか。
そこに価値があります。
だから、令和7年の研修生配信では、そこをかなり意識して改善しました。
私が全部説明するのではなく、研修生自身の言葉を引き出す。
現場でのリアクションを大事にする。
知らない人の素直な疑問を、そのままコンテンツにする。
酪農を知らない人にとっては、研修生の疑問こそが入口になります。
「牛って、こんなに大きいんだ」
「搾乳って、こうやるんだ」
「餌って、ただ草をあげればいいわけじゃないんだ」
その驚きが、リスナーに届く。
私が専門用語で説明するより、研修生の一言の方が伝わることもあります。
配信も牧場も、ずっと試行錯誤です。
コメントは、酪農を前に進める小さな力
今週も、たくさんのコメントをいただきました。
牛乳ベースのカクテルの話。
カルーアミルクの話。
牛乳配達の話。
インドで搾乳体験をしたという話。
ギーの話。
ホイップクリームは植物性なのでは、という鋭い指摘。
本当にありがたいです。
コメント返し回をやっていると、いつも思います。
配信は、私ひとりで作っているようで、実はそうではありません。
コメントをくれる人がいる。
質問してくれる人がいる。
ツッコんでくれる人がいる。
思い出を話してくれる人がいる。
そのひとつひとつが、次の配信の種になります。
酪農の話は、専門的になりすぎると届きにくいです。
でも、リスナーさんのコメントを通すと、一気に生活に近づきます。
「ハイランドキャトルかわいい」
「生クリームをボウルで食べたい」
「牛乳の値段ってどうなってるの?」
「乳房炎って誰のせいなの?」
こういう素朴な声こそ、酪農を伝える入口です。
だから私は、コメント返し回を大事にしています。
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