「日曜日恒例のコメント返し!猫と牛、実は似ている?意外な共通点

2026-05-24 配信|川上牧場 酪農データバンク

配信の全文

おはようございます。川上牧場の川上です。

今日は5月最後の日曜日。来週からはいよいよ6月、牛乳月間が始まります。酪農家としては、ここから一気に牛乳を盛り上げていきたいところです。

とはいえ、日曜日です。

お休みの方も多いと思いますし、天気も雨のち晴れ、最高気温は27℃。暑すぎず、まだ外にも出やすい季節です。来週あたりから梅雨に入ったり、急に30℃を超えたりして、牛も人間も「ちょっと待ってくれ」という時期に入っていきます。

だからこそ、今日はゆっくり休みましょう。

川上牧場も、昨日は酪農ヘルパーさんに来ていただいていたので、朝の仕事は比較的スムーズに終わりました。堆肥を2台運んで、育成牛の掃除をして、ぼちぼち仕事を進めていく日曜日です。

ということで、今日は日曜日恒例のコメント返しです。

1週間のあいだに、YouTube、X、Instagram、TikTok、noteなどにいただいたコメントを読みながら、そこから少し酪農や牛乳の話を広げていきます。牛乳を飲みながら、日曜日のお供としてゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。

ではまず、恒例の牛乳で乾杯です。

乾杯。

……今週忙しかったから、牛乳がうまいですね。

ジェラートは「牛乳と素材の共演」

最初のコメントは、YouTubeで配信した「ジェラートとアイスクリームの違い」についてです。

「ジェラートはイタリア語で“凍った”という意味だそうで、イタリア発祥の氷菓って感じで捉えてたけど、アイスクリームは乳脂肪のご馳走、ジェラートは牛乳と素材の共演。良い表現ですね」

というコメントをいただきました。

ありがとうございます。

この「アイスクリームは乳脂肪のご馳走、ジェラートは牛乳と素材の共演」という表現、僕も気に入っています。

正直に言うと、こういう言葉はAIが台本を作る中で出してくれた表現です。僕の中にはなかなかない引き出しです。AIはすごいですね。酪農家として普段から牛乳を扱っている僕でも、「そう言われると確かに」と思うことがあります。

アイスクリームは、乳脂肪の濃厚さを楽しむもの。

ジェラートは、牛乳と果物、ナッツ、チョコレート、抹茶など、素材との組み合わせを楽しむもの。

もちろん商品によって違いはありますが、こうやって表現すると、同じ冷たい乳製品でも見え方が変わります。

暑くなってくる時期です。牛乳をそのまま飲むのもいいですし、アイスクリームやジェラートで楽しむのもいいと思います。牛乳月間に向けて、ぜひいろんな形で乳製品を楽しんでもらえたら嬉しいです。

「解説素晴らしい」と言われると、やっぱり嬉しい

続いてのリスナーさんからのコメントです。

同じくYouTubeで、質問に答えた配信に対して、

「解説素晴らしい」

というコメントをいただきました。

ありがとうございます。こういう一言、本当に励みになります。

酪農業界にずっといると、どうしても

「これは普通でしょ」「これは当たり前でしょ」

と思ってしまうことがあります。

でも、一般の方からすると、実は全然当たり前ではない。

牛乳がどうやって作られているのか。

乳脂肪とは何なのか。

乳糖不耐症とは何なのか。

牛はなぜ毎日搾乳する必要があるのか。

堆肥はどう使われているのか。

酪農家からすると日常でも、消費者の方からすると「知らなかった」ということがたくさんあります。

だから、皆さんからの質問は本当にありがたいです。

「こんなこと聞いていいのかな?」というくらいの質問で大丈夫です。むしろ、そういう質問の中にこそ、酪農を伝えるヒントがあります。

牛乳でお腹がゴロゴロする人へ

次は、「牛乳でお腹ゴロゴロでもチーズは平気?」という配信にいただいたコメントです。

「私も大人になってから乳糖不耐症で、冷たい牛乳もアイスクリームもダメになったし、なんとなくは知ってたけど詳しくわかりました」

というコメントをいただきました。

乳糖不耐症は、本当に人によって差があります。

子どもの頃から牛乳を飲んでも平気な人もいれば、大人になってからお腹がゴロゴロするようになる人もいます。冷たい牛乳はダメだけど、温めた牛乳なら大丈夫という方もいます。ヨーグルトやチーズなら食べられるという方もいます。

僕自身は、牛乳でお腹がゴロゴロすることがほとんどないので、その感覚は完全にはわかりません。

ただ、自分に置き換えるなら、牡蠣に近いのかなと思っています。

牡蠣はめちゃくちゃ食べたい。美味しいのはわかっている。でも、体調やタイミングによっては「ちょっと怖いな」と思うことがあります。あの不安感に近いのかもしれません。

本当は牛乳やアイスクリームが好きなのに、お腹が不安で楽しめない。これはかなり大きな問題です。

だからこそ、乳糖を取り除いた商品や、発酵乳、チーズ、乳糖不耐症の方でも楽しみやすい乳製品の選択肢が増えていくことは大事だと思っています。

僕が目指したいのは、どんな人でも同じ食卓で乳製品を楽しめる未来です。

牛乳が飲める人だけが楽しむのではなく、体質に合わせて選べる。そういう乳製品の広がりがもっと進んでほしいですね。

「田舎で酪農=人間関係が楽」とは限らない

Xでは、研修生との配信をもとにした長文投稿にコメントをいただきました。

「田舎で酪農をやりたい大きな理由が、人間関係が苦手なら、都会で生きていく方が絶対に楽だと思いますね。JAの女性部に入ったら女子特有のドロドロした人間関係は延々と続きます」

という、なかなかリアルなコメントをいただきました。

ありがとうございます。

これは、酪農を目指す人にとってかなり大事な話です。

「田舎に行けば人間関係が楽になる」

「動物相手の仕事だから、人と関わらなくていい」

「酪農なら一人で黙々とできる」

そう思って酪農に興味を持つ人もいるかもしれません。

でも、実際には酪農はかなり人と関わる仕事です。

JA、獣医さん、人工授精師さん、飼料会社さん、機械屋さん、行政、地域の人、近所の農家さん、ヘルパーさん、研修生、家族。関わる人はたくさんいます。

しかも、地域の人間関係は距離が近いです。

都会のように、合わない人とは関わらない、というわけにはいかない場面もあります。良くも悪くも、地域で生きるということは、人間関係の中に入っていくということです。

求人情報には「アットホームな職場です」と書いてあるかもしれません。

でも、僕は毎回言っています。

その言葉をそのまま信じすぎないでください。

もちろん、いい牧場もたくさんあります。温かい地域もあります。受け入れてくれる人もいます。

でも、うまくいった人の裏には、合わなくて辞めた人もいます。新規就農や研修を考えている人は、成功事例だけではなく、辞めた人の理由も聞いた方がいいと思います。

これは酪農を悪く言いたいわけではありません。

むしろ、本気で酪農に来てほしいからこそ、きれいごとだけでは伝えたくないんです。

堆肥は、牧場経営の大事な出口

Instagramでは、完熟堆肥の販売動画にコメントをいただきました。

「完熟堆肥って匂いないんですよね。牧場の家族はこれで家庭菜園していました。たくさんの美味しい野菜をいただいたのを今も覚えています。利用しないともったいない」

というコメントです。

ありがとうございます。

今、川上牧場の堆肥はかなりいい状態です。発酵温度も60℃を超えて、しっかり発酵しています。まさに堆肥作り日和です。

完熟した堆肥は、未熟な堆肥と違って強い匂いが少なく、家庭菜園にも使いやすいです。土づくりには本当に良い資材だと思います。

ただ、ここにも酪農現場の難しさがあります。

昔は家庭菜園をされる方が多く、軽トラで堆肥を買いに来てくださる方もいました。でも、地域の高齢化で家庭菜園をやめる方が増えています。

一方で、大規模な耕種農家さんからは「一週間に何十台も持ってきてほしい」というような話になることもあります。

中規模の牧場にとって、この間が難しいんです。

堆肥は牛を飼えば必ず出ます。

でも、堆肥の出口がないと酪農経営は回りません。

牛乳だけが酪農ではありません。

堆肥もまた、酪農と地域をつなぐ大事な資源です。

化学肥料の価格も上がっている今、地域の中で堆肥をうまく活用してもらえる仕組みを、もっと作っていきたいと思っています。

「お酒じゃなくて牛乳」は、もっと広がっていい

同じくInstagramで、「牛乳で乾杯」の投稿にもコメントをいただきました。

「お酒が飲めないので、その代わりに牛乳を飲んでいます。料理にも使っています」

ありがとうございます。

これはすごく嬉しいです。

「乾杯」というと、どうしてもお酒のイメージがあります。ビール、日本酒、ワイン、酎ハイ。もちろん、それも文化です。

でも、お酒が飲めない人もいます。飲まない選択をしている人もいます。子どももいます。体質的に無理な方もいます。

そこで、

「お酒じゃなくて、牛乳で乾杯でもいいじゃないか」

と思うんです。

牛乳は食卓に合います。

料理にも使えます。

子どもも大人も飲めます。

朝でも昼でも夜でもいい。

乾杯の選択肢に牛乳があってもいい。

牛乳月間では、こういう文化も少しずつ広げていきたいですね。

牛が好き。でも、好きの方向がちょっと違う

公式LINEの登録投稿には、

「LINE登録しました。牛大好きなので楽しみ」

というコメントもいただきました。

ありがとうございます。牛が好きな方に登録していただけるのは、本当に嬉しいです。

ただ、僕の「牛が好き」は、たぶん少し変わっています。

もちろん、牛はかわいいです。癒されます。大きな目も、モグモグ食べる姿も、寝ている姿もいいです。

でも、僕が牛に惹かれるのはそれだけではありません。

ルーメン微生物がどう働いているのか。

粗飼料をどう分解しているのか。

なぜあれだけ食べて、あれだけ糞を出して、あれだけ牛乳を出せるのか。

繁殖、遺伝、乳成分、疾病、行動、消化、全部がつながっている。

牛という生き物は、本当に意味がわからないくらい面白いです。

かわいいだけではなく、仕組みとして面白い。

生き物としてすごい。

経営としても奥が深い。

公式LINEでも、そういう少し変わった牛の見方を届けていきたいと思っています。

災害時、牛乳は止まるのか

TikTokでは、東日本大震災と酪農に関する投稿にコメントをいただきました。

「地震など天災の時、牛は牛乳出なくなるよね」

というコメントです。

ありがとうございます。

災害時、ストレスで乳量が落ちることはあります。

ただ、牛乳がピタッと完全に止まるわけではありません。

むしろ、そこが大変です。

牛は搾らなければいけません。

搾らないと乳房炎になります。

電気が止まれば搾乳機が使えない。

水が止まれば牛が飲めない。

夏なら換気扇も回せない。

バーンクリーナーも動かない。

作業機械も使えない。

災害時の酪農は、想像以上に厳しいです。

ただ、牛の環境適応能力にも驚かされます。余震が続く中でも、時間が経つと牛たちは少しずつ慣れていきます。

もちろん乳量や健康には影響します。

それでも、その環境の中でなんとか生きようとする。

牛を見ていると、生き物の強さを感じることがあります。

猫と牛、実は似ている?

そして今回、特に面白かったのがnoteにいただいたコメントです。

牛に好かれる人についての記事に、

「猫も似ています。声の音の高さを近づけるのも安心される一つです。猫なで声って揶揄表現ばかりではないですよ。コミュニケーションとして寄り添うことの一つです」

というコメントをいただきました。

これ、すごく面白い視点です。

牛と猫。

一見、まったく違う動物です。

牛は大きくて、草食で、群れで生活する動物。

猫は小さくて、肉食で、単独性が強い動物。

でも、人間とのコミュニケーションという面では、共通する部分があります。

どちらも、大きな音や急な動きが苦手です。

高すぎる声や金属が擦れるようなキンキンした音も、ストレスになりやすいです。

人間が焦って近づいたり、強引に動かそうとしたりすると、警戒します。

牛を動かすときも、声のかけ方は大事です。

「ボーボー」と低めの声を出したり、落ち着いた声で「ホイホイ」と追ったりします。

逆に、高い声でキーキー言ったり、バタバタ走ったりすると、牛は不安になります。

これは猫も似ているのだと思います。

相手の感覚に合わせる。

自分の都合で近づきすぎない。

声の高さや距離感を調整する。

安心できる空気を作る。

動物に好かれる人というのは、たぶんこのあたりが自然にできる人です。

牛も猫も、言葉そのものを理解しているというより、その人の雰囲気、声のトーン、動き、距離感を見ています。

「猫なで声」という言葉は、少し悪い意味で使われることがあります。

でも本来は、相手を安心させるために声を寄せる行為でもあります。

牛に対しても、人間の側が少し歩み寄るだけで、反応が変わることがあります。

大声で従わせるのではなく、相手が動きやすい空気を作る。

これは酪農の現場でも、とても大事なことです。

コメントが、配信を育ててくれる

今週もたくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

最近少し質問が減ってきていて、ちょっと不安になっています。感想ももちろん嬉しいです。でも、質問もぜひください。

牛乳のこと。

牛のこと。

酪農の仕事のこと。

堆肥のこと。

乳製品のこと。

動物の行動のこと。

災害時の酪農のこと。

新規就農のこと。

本当にどんな小さな疑問でも大丈夫です。

酪農家にとって当たり前のことほど、一般の方には新鮮だったりします。そして、皆さんの質問があるから、僕も改めて考えることができます。

牛乳月間も始まります。

メタグリ研究所では、牛乳に関する画像投稿キャンペーンも行います。イラストでも、画像生成AIでも、コメントを添えて投稿していただくと、全国の酪農家の牛乳・乳製品が当たる企画です。

そして川上牧場では、Kindle本の第2弾も発売予定です。酪農未経験者の方にも読めるように、遺伝改良や飼料設計といった少し難しいテーマを噛み砕いてまとめています。

さらに、6月6日18時からは、配信アプリAWAで「牛乳で歌おうライブ」も開催予定です。昨年までの「#牛乳で歌おう」をリニューアルして、音楽ライブとして牛乳を盛り上げていきます。

6月はお知らせが多くなると思います。

めんどくさいと思うかもしれません。

でも、ブロックはしないでください。お願いします。

牛乳月間、みんなで少しでも牛乳を盛り上げていけたら嬉しいです。

日曜日です。

お仕事の方も、学校の方も、お休みの方も、今日も牛乳を飲んでください。

では、また明日。

みんな牛乳飲んでね。

バイバーイ。

情報|川上牧場🐮メンバーシップ|川上哲也

■どんなメンバーシップか 川上牧場を応援していただける方向けのメンバーシップです。参加費はすべて活動費に当てさせていただき

note.com

🐄📚『酪農未経験者のために: 川上牧場研修 〜遺伝改良と飼料設計編〜 』Kindleで絶賛発売中!📘

全ての酪農に興味がある方へ🐮数字で牛の声を聞こう!👇

酪農未経験者のために: 川上牧場研修 〜遺伝改良と飼料設計編〜

amzn.asia

780円

(2026年05月11日 21:02時点

詳しくはこちら)

Amazon.co.jpで購入する

毎日飲んでいる牛乳。

でも、

その牛乳がどこで、

どう生まれているかを知る機会はほとんどありません。

川上牧場のメルマガでは、

・牛舎で起きていること

・酪農のリアル

・牛乳の値段の裏側

・子牛が育つ現場

・SNSでは書きにくい話

などをお届けしています。

読むと、

スーパーの牛乳コーナーの見え方が少し変わります。

【牛乳の見方が変わる川上牧場メルマガ】はこちらから

牛乳の見方が変わる川上牧場メルマガ

kawakamifarm.net

川上牧場 lit.link

島根県出雲市にある小さな酪農場、One link to tell your story.

lit.link

今週もここまで読んでいただきありがとうございます。

毎週日曜日の記事では、

読んでくださった方への

応援スタンプを用意しています。

今週のQRはこちら👇

川上牧場公式LINEでスタンプを集めると、

川上牧場のNoteマガジン無料体験などの特典を受け取れます。

ただ読むだけではなく、

少しずつ一緒に参加してもらえたら嬉しいです。