日曜日恒例のコメント返し!酪農家の体型維持と健康管理の方法
2026-06-14 配信|川上牧場 酪農データバンク
配信の全文
おはようございます。
川上牧場の川上です。
今日は6月14日、日曜日です。
天気は晴れのち曇り。最高気温は30度ということで、いよいよ暑さが本気を出してきました。
少し前まで「今年はまだ涼しいな」と思っていたのですが、6月も中盤になると、やっぱり来ますね。
牛にも人にも、熱中症対策が必要な季節になってきました。
台風も太平洋の下の方から近づいているようで、暑くなったり、涼しくなったり、雨が降ったり、晴れたり。
梅雨らしい、ころころ変わる天気です。
今日の牧場は、某酪農情報誌の取材が入っています。
9時か10時くらいには来られる予定なので、それまでに仕事をパパッと終わらせて、昨日休んでいた分の育成舎の掃除や牛の移動などをしていこうと思っています。
ということで、今日は日曜日恒例のコメント返しです。
この一週間、YouTube、TikTok、Instagram、音声配信、公式LINEなどにいただいたコメントや質問に、ゆったりお返事していきます。
ぜひ牛乳を飲みながら、のんびり読んでいただけたら嬉しいです。
それでは今日も、牛乳で乾杯です。
乾杯。
いただきます。
うまい。
今日も牛乳を飲んでいただいて、ありがとうございます。
地元の子どもたちに牛乳を届けて感じたこと
昨日は、近所のスポーツ少年団のドッジボールチームに牛乳を差し入れに行ってきました。
子どもたちに牛乳の話をして、実際に飲んでもらって、
「牛乳飲んで、大きくなってほしいな」
と思いながら見ていました。
やっぱり、地元の子どもたちが牛乳を飲んでくれる姿を見ると、酪農を続ける意味を感じます。
ただ牛を飼って、乳を搾って、出荷して終わりではなくて、
その先に飲んでくれる人がいる。
成長していく子どもたちがいる。
地元の食文化がある。
そう考えると、川上牧場もまだまだ頑張らないといけないなと思います。
牛乳月間も折り返し地点です。
各地で牛乳のイベントも開催されていると思いますので、ぜひお近くのイベントもチェックしてみてください。
本物の牛に会えたり、牛乳や乳製品を試飲できたり、いつもより少し牛乳を身近に感じられる機会があると思います。
酪農家同士、傷をなめ合いながら続けていきましょう
まずは、いつもコメントをくださるリスナーさんから。
以前の配信に対して、
「事故とか思いがけないことで牛が死んでしまうと落ち込みますよね。また何かあったら質問しますね。本当に肝臓も足と同じくらい大事ですよね」
というコメントをいただきました。
ありがとうございます。
酪農をしていると、どうしても避けられない事故や病気があります。
毎日見ていても、気づいた時には手遅れだったり、昨日まで普通に見えた牛が急に調子を崩したり。
そういうことがあるたびに、何年やっていても落ち込みます。
これはたぶん、酪農家ならみんな経験していると思います。
最近はTikTokやInstagramでも、酪農家さんから
「勉強になります」
「現場目線でありがたいです」
というコメントをいただくことが増えました。
本当にありがたいです。
でも、せっかくなので、ぜひ他の酪農家さんにも紹介してください。
部会でも、組合でも、勉強会でも、川上を呼んでください。
しゃべります。牛乳飲みながら、ずっとしゃべります。
酪農家同士だからこそ分かるしんどさもあります。
そして、同じように現場で悩んでいる人にしか届かない言葉もあります。
傷をなめ合うというと少し後ろ向きに聞こえるかもしれませんが、僕はけっこう大事だと思っています。
一人で抱え込むより、
「それ、うちもあった」
「それ、分かる」
と言える関係があるだけで、続けられることもあります。
犬や猫に牛乳を飲ませてもいいのか?
次は、犬や猫に牛乳を飲ませていいのか、という配信へのコメントです。
「うちの猫たちは毎日牛乳を飲んでいても元気だし、猫は大丈夫と思っていました」
というコメントをいただきました。
ありがとうございます。
ここは少し注意が必要です。
猫が牛乳を欲しがることはあります。
牛乳の匂いも好きですし、飲みたがる猫もいます。
ただ、基本的には、猫は乳糖を分解する力が弱いと考えた方がいいです。
人間でも牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人がいるように、猫も下痢をしたり、体調を崩したりすることがあります。
「うちの猫は大丈夫だった」
というケースもありますが、それをすべての猫に当てはめるのは危ないです。
牛舎猫という存在もあります。
昔ながらの牧場では、ネズミ対策として猫がいることもありました。
実際、猫がいるとネズミが一気に減ることもあります。
ただ今は、衛生管理や伝染病のリスクもありますので、単純に
「牛舎には猫がいた方がいい」
とは言いにくい時代です。
本当にネズミ対策は悩ましいです。
猫は強い。
でも管理も難しい。
ここは現場ごとに考える必要があります。
ホテルや合宿先の牛乳が美味しく感じる理由
続いて、ホテルの牛乳はなぜ美味しく感じるのか、という配信へのコメントです。
リスナーさんから、こんな素敵なエピソードをいただきました。
高校の陸上部の夏合宿で、朝から20キロ走った後、宿の朝食で飲んだ冷たい牛乳が最高に美味しかった、というお話です。
これはもう、最高ですね。
20キロ走った後の冷たい牛乳。
そりゃうまいです。
牛乳そのものの品質ももちろんありますが、味というのは、飲む状況によって大きく変わります。
運動した後。
汗をかいた後。
冷えたコップで出てきた時。
旅先の朝食。
部活の思い出。
誰かと一緒に飲んだ記憶。
そういうものが重なって、牛乳はただの飲み物ではなくなります。
酪農家としては、こういう話を聞くのが本当に嬉しいです。
牛乳が美味しかった記憶。
それは、その人の人生のどこかに残っている小さな風景なんですよね。
バターやチーズの色が違うのはなぜ?
「チーズやバターには黄色いものと白いものがありますが、なぜ色が違うのですか?」
という質問をいただきました。
ありがとうございます。
これは簡単に言うと、牛が食べている飼料に含まれるベータカロテンの量が関係しています。
青草や牧草を多く食べている牛の乳は、黄色っぽく見えることがあります。
その乳から作られたバターやチーズも、やや黄色みが強くなることがあります。
一方で、飼料の内容や季節、加工方法によって、白っぽくなることもあります。
また、商品によっては着色料を使って色を整えている場合もあります。
なので、気になる方は商品の表示を見てみると面白いです。
バターの色一つを見ても、牛が何を食べていたのか、どんな地域で作られたのか、どんな加工をされたのかが少し見えてきます。
乳製品は、白いようでいて、実はけっこう情報量が多い食品です。
牛の角と除角の話
牛の角に関する配信にもコメントをいただきました。
若い頃に除角がうまくいかず、生後6ヶ月くらいでもう一度除角したところ、大量出血や感染で子牛を亡くした経験がある、というコメントでした。
これは本当にきつい経験だったと思います。
牛の除角は、見た目以上に難しい作業です。
小さいうちに適切に処置できればまだ負担は少ないですが、大きくなってからの除角は、牛にも人にも大きなリスクがあります。
出血もありますし、感染の危険もあります。
作業する側にとっても、精神的にかなりしんどいです。
焼きごてで処置をする時の匂いも、なかなか忘れられません。
あれで焼肉が食べられなくなる人がいてもおかしくないくらいです。
最近は、角の生えない無角遺伝子を持つ牛も増えてきました。
こういう技術が進むことで、牛にも人にも負担の少ない管理ができるようになるのは、とても良いことだと思います。
動物福祉という言葉だけで語るのではなく、現場で実際に牛に関わる人の負担も含めて、どうすればより良くなるのかを考えていきたいです。
牛乳パックは最後まで使い切れる
TikTokでは、牛乳パックの活用方法にコメントをいただきました。
お菓子作りに使ったり、肉を切る時のまな板代わりにしたり、揚げ物の油を捨てる時に新聞紙やキッチンペーパーを入れて使ったりしている、という内容でした。
ありがとうございます。
もう、お手本のような活用です。
牛乳パックはリサイクルするのも大切ですが、その前に家庭の中で再利用できる場面がたくさんあります。
まな板代わりに使えば衛生的ですし、揚げ油の処理にも使えます。
お菓子作りの型に使う方もいます。
牛乳は高いなと思われることもありますが、飲んだ後のパックまで使えると思うと、少し見方が変わるかもしれません。
飲んで終わりではなく、暮らしの中で最後まで使い切る。
こういう小さな工夫も、牛乳の価値の一つだと思います。
国産農産物を守るには、政治だけでは足りない
国産農産物の価格や自給率についてもコメントをいただきました。
「国産品を保護育成しなければ、自給率を上げることは難しい。農家も国民も安心できる農政を求めたい」
という内容です。
本当にその通りだと思います。
農政に声を届けることは大事です。
ただ、現実として、農家の数はどんどん減っています。
政治は票で動く構造があります。
農家の人数が減れば、農業政策の優先順位が下がっていく可能性があります。
だからこそ、僕は農政に求めることと同時に、農家自身が消費者と直接つながっていくことも大切だと思っています。
地域支援型農業、いわゆるCSAのような考え方です。
自分の地域で、応援してくれる人とつながる。
その人たちが喜んでくれる農産物を作る。
生産者と消費者が、ただ売る・買うだけではなく、一緒に地域の食を支える関係を作る。
すべての農家が同じ形を目指す必要はありません。
大規模に効率よく作る農家も必要です。
地域密着で小さく強く続ける農家も必要です。
個性的な農家がたくさんある方が、結果的にはリスク分散になります。
これからの農業は、ひとつの正解に寄せるより、多様な形で残っていくことが大切だと思っています。
酪農家のダイエット方法はありますか?
そして今回の本題です。
リスナーさんからこんな質問をいただきました。
「夏になると露出が気になりますが、川上さん流のダイエット方法はありますか?」
ありがとうございます。
僕の答えは、まずこれです。
酪農をしたらいいです。
半分冗談で、半分本気です。
酪農はかなり体を使う仕事です。
牛を動かす。
餌を運ぶ。
掃除をする。
搾乳をする。
機械の修理をする。
暑い日も寒い日も、朝晩動く。
これを毎日やっていると、自然と体は使います。
僕自身は、体重がだいたい58kgくらいで、体脂肪率もかなり低い状態を維持しています。
ただ、これは「酪農をしているから勝手に健康」という単純な話ではありません。
むしろ酪農家は、体を壊しやすい仕事でもあります。
腰。
肩。
膝。
手首。
足。
睡眠不足。
暑熱。
ストレス。
体を使う仕事だからこそ、メンテナンスをしないと長く続けられません。
僕は毎週一回、整体に通っています。
そこで筋トレも含めて、体のメンテナンスをしてもらっています。
酪農家にとって、体は仕事道具です。
トラクターやミルカーは壊れたら修理します。
でも、自分の体は壊れるまで放置しがちです。
これは本当によくないです。
体が動かなくなったら、牛の世話ができません。
牛の世話ができなければ、牧場は回りません。
だから、健康管理は趣味ではなく、経営管理の一部です。
AIに食生活を管理してもらう時代
そして、今おすすめしたいのがAIを使った健康管理です。
ChatGPTやGeminiのようなAIに、スマートウォッチのデータ、人間ドックの結果、血液検査の数値、食事の写真などを入れると、かなり細かく生活を見直すことができます。
たとえば、
今日のお昼はコンビニで済ませたい。
何を選べばいいか。
昨日食べ過ぎたけど、今日はどう調整すればいいか。
タンパク質が足りているか。
睡眠が足りているか。
水分は足りているか。
暑い日の作業前後で何を意識すべきか。
こういうことを、毎日のデータから提案してもらえます。
もちろん、医師や専門家の診断に代わるものではありません。
体調に不安がある人は、きちんと病院で見てもらう必要があります。
でも、日々の小さな選択を整えるには、AIはかなり使えます。
「AIに食生活を操作されるなんて気持ち悪い」
と思う人もいるかもしれません。
でも、実際にやってみると、けっこう快適です。
何を食べるかで迷う時間が減ります。
自分の体調を客観的に見やすくなります。
なんとなく不調、なんとなく食べ過ぎ、なんとなく疲れている、という状態を言語化しやすくなります。
酪農では、牛の体調を見ます。
乳量。
反芻。
採食。
糞。
歩様。
体温。
繁殖。
体細胞。
牛にはこれだけ細かく気を配るのに、自分の体には雑な酪農家、けっこう多いと思います。
僕もそうなりがちです。
でも、人間も同じです。
食べたもの、寝た時間、動いた量、ストレス。
全部、体に出ます。
牛の管理をするように、自分の体も管理する。
これからの酪農家には、こういう視点が必要だと思います。
健康は、牧場を続けるための土台
酪農は継続の仕事です。
今日だけ頑張ればいい仕事ではありません。
明日も牛は乳を出します。
来週も餌を食べます。
来月も分娩があります。
来年も暑い夏が来ます。
だから、無理を続ける働き方は、どこかで限界が来ます。
若い時は勢いでできます。
睡眠を削っても、体を酷使しても、なんとかなる時期があります。
でも、それをずっと続けるのは難しいです。
体を守ること。
食事を整えること。
睡眠を確保すること。
定期的にメンテナンスすること。
AIやデータも使って、自分の状態を見える化すること。
これは、自分のためだけではありません。
牛のためでもあります。
家族のためでもあります。
牧場を続けるためでもあります。
「酪農家の健康管理」というと、少し地味に聞こえるかもしれません。
でも、ここが崩れると、どれだけ良い牛がいても、どれだけ良い設備があっても、牧場は続きません。
牛の健康を守る人間が、不健康では続かない。
これは当たり前だけど、現場では忘れがちなことです。
グッズも、企画も、リスナーさんの声から生まれています
最後に、公式LINEからグッズについての質問もいただきました。
カヌレステッカーの販売について、他のデザインのステッカーやグッズもブースで販売するのか、という質問です。
川上牧場では、SUZURIなどでグッズ販売もしています。
Tシャツやステッカーなど、いろいろ作っていますが、基本的には僕が勝手に作りたいものを作っているわけではありません。
リスナーさんから、
「こういうのが欲しい」
「このサイズのステッカーが欲しい」
「スマホに貼れるものが欲しい」
という声をいただいて、それに合わせて作っています。
なので、欲しいグッズがあればぜひ教えてください。
配信のコメントでも、DMでも、公式LINEでも大丈夫です。
川上牧場の活動は、牛乳を売るだけではなく、応援してくださる方と一緒に少しずつ形を作っていくものだと思っています。
今週もたくさんのコメント、ありがとうございました
ということで、今週もたくさんのコメントをありがとうございました。
牛乳、酪農、猫、バター、除角、農政、健康管理、グッズまで。
毎週、本当にいろいろな話題をいただきます。
質問をいただくことで、僕自身も改めて勉強できます。
自分では当たり前だと思っていたことも、聞かれて初めて言葉にできることがあります。
ぜひこれからも、各SNS、音声配信、DM、公式LINEの質問フォームから、気軽に送ってください。
6月の牛乳月間も後半戦です。
川上牧場のKindle本、Noteメンバーシップ、未来の牛乳企画、牛乳で歌おう企画など、いろいろ動いています。
牛乳を飲むだけでなく、牛乳をきっかけに楽しんでもらえたら嬉しいです。
日曜日の方も、仕事の方も、学校の方も、家でゆっくりする方も。
今日も牛乳飲んでね。
バイバーイ。
情報|川上牧場🐮メンバーシップ|川上哲也
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