日曜日恒例コメント返し!好きなチーズや漫画キャラまで

2026-02-14 配信|川上牧場 酪農データバンク

配信の全文

https://youtu.be/8o949NmOo60

こんにちは。川上牧場の川上です。

今日は日曜日恒例の、まったりゆったりコメント返し回です。

外は曇りのち晴れ。

最高気温は13度。朝はまだ少し冷えるのに、動き出すとじんわり汗ばむ。そんな、春がこっちに近づいてきたなと思うような天気です。

「暑いな」と思うくらいなのに、たぶんまた寒くなるんでしょうね。春って毎年そうです。でも、こうして少しずつ季節が動いていく感じは嫌いじゃありません。

牧場の仕事も、相変わらず待ってくれません。

昨日は夜に地域の認定農業者会議があって、その場で堆肥の注文をいただきました。なので今日は、牧場に入れられるところへ堆肥を撒いていく予定です。

……と言いたいところなんですが、ここで問題発生。

ホイルローダーのオイル漏れを見つけてしまって、うちのローダーが使えない。なので近所の牧場からホイルローダーを借りながら、なんとか作業を回していこうかなと思っています。

さらに、確定申告は進んでいません。

3月のセミナー準備もしないといけない。

仕事ってなぜか、重なるときは一気に重なるんですよね。

でも、そんなバタバタの中でも、日曜日だけはちょっと空気を変えたい。

毎週恒例のコメント返しは、僕にとって単なる返信の時間じゃありません。

リスナーさんやフォロワーさんが何を感じて、何に引っかかって、どこで驚いているのか。そこが見える、すごく大事な時間です。

今日も牛乳を飲みながら、最後までゆるく読んでいただけたらうれしいです。

まずは牛乳で乾杯しながら

最近は、冷たい牛乳が少しずつおいしくなってきましたね。

とはいえ朝はまだ寒い。ホットミルク派の人も多いんじゃないでしょうか。

昨日の配信では、研修生との回で

「ホットミルクにすると、お腹がゴロゴロしにくい」という話もしました。まだ聞いていない方は、ぜひそちらも聞いてみてください。ちょっとした飲み方の工夫だけでも、牛乳との距離感って変わるんですよね。

牛乳って、栄養の話になると急に真面目な顔をしがちなんですけど、本当はもっと生活の中に自然にあるものだと思っています。

寒い朝にホットで飲む。

風呂上がりに冷たい牛乳を飲む。

ちょっと疲れた日に甘くして飲む。

そういう日常の中で、「牛乳っていいな」と思ってもらえることが、僕はすごく大事だと思っています。

Noteのメンバーシップと「ミライの牛乳」という挑戦

音声配信を聞いてくださっている方の中には、すでにご存じの方もいると思いますが、僕はNoteで毎日の音声配信を文字起こしし、再構成した記事を更新しています。

音声って、その場の熱量や空気感が伝わるのが魅力です。

でも一方で、流れていってしまう。あとから見返しにくい。そこで、文字として残す意味があると思っています。

さらに、Noteではメンバーシップもやっています。

月額で言えば、だいたい牛乳2本分くらい。酪農家を直接応援していただきながら、その応援がどんな活動につながっているのかも見える形にしたいと思って続けています。

「応援したいけど、何を支えているのかわからない」ではなく、

「応援した結果、こういう動きにつながったんだ」と見える方が、やっぱり面白いじゃないですか。

それともう一つ、Instagramでは「#ミライの牛乳」という取り組みもやっています。

こんな牛乳があったらいいな。

こんな乳製品が食べてみたいな。

そんな想像を、デジタルアートとして形にして販売しています。

その売上は、子ども食堂への牛乳支援や、小中高での食育活動のための費用に充てていく予定です。

牛乳を売ることだけじゃなく、牛乳を通して何を残せるか。

子どもたちの未来に、どういう体験を渡せるか。

そこまで含めて考えると、この活動はすごく意味があると思っています。

コメント返しは、誤解をほどく時間でもある

今週は本当にたくさんコメントをいただきました。

特に多かったのが、アニマルウェルフェアに関するものです。

牛の分娩の動画、つながれている場面、補助している場面。

そういう一場面だけを見ると、「かわいそう」と感じる方がいるのもわかります。

でも現場では、見た目だけで判断できないことが本当に多いです。

たとえば「自由にしてあげた方がいいのでは」と思われることがあります。

もちろん自由が大事な場面はあります。でも、自由=安全とは限らない。

親牛が興奮して、自分の子牛を踏んでしまうこともあります。

生まれたばかりの子牛はまだ濡れていて、足元もおぼつかず、ほんの少しの衝撃でも大きなダメージになります。

だからこそ、酪農家は牛ごとの状態を見ながら補助する。

そのときに必要な管理をする。

それは「かわいそうな扱い」ではなく、「事故を防ぎ、命を守るための介入」なんです。

ここって、動画の切り抜きだけでは伝わりにくい。

ショート動画は入口としてはすごく強いけれど、前後の文脈が落ちやすい。だからこそ、こういうコメント返しで丁寧に補足する意味があると思っています。

狭い=ストレス、広い=幸せ、ではない

もう一つ多かったのが、「狭いところで飼うのはストレスでは?」という反応です。

これは本当に多い誤解です。

たしかに、広々した牧場で牛がのんびり草を食べている風景は、見る側にとっても理想的に映ります。北海道の広大な景色なんかは、まさにそういうイメージの象徴だと思います。

でも、酪農はそれだけじゃありません。

限られた面積の中でも、牛が清潔に保たれ、健康状態がよく、管理が行き届いていて、生産性も高い牧場はたくさんあります。

逆に、広さがあっても管理が雑なら、牛にとっていい環境とは言えません。

大事なのは、面積の数字ではなく、牛の行動と健康状態です。

牛が落ち着いているか。

ちゃんと食べているか。

横になれているか。

歩き方に違和感はないか。

群れの中で無理が起きていないか。

そういう積み重ねを見るのが現場です。

見た目だけではわからないことがある。

でも、知らないと誤解が生まれる。

だから僕は、どれだけ細かいことでも質問してもらえたらうれしいと思っています。

牛の視力の話から、知識のアップデートの話へ

「牛の視力は人間でいう0.1くらい」と覚えていた、というコメントもありました。

これ、僕も昔どこかで見たり聞いたりした記憶があります。授業だったか、本だったか、図鑑だったか。そういうふうに言われてきた時期はたしかにあったんだと思います。

でも、今はそういう表現だけでまとめるのは少し雑だなとも感じます。

牛は視野が広い。

動きに敏感。

影や床の変化、ひらひらしたものにも反応しやすい。

青や黄色を見分けられるという話もある。

つまり、「どれくらい見えるか」を人間の基準だけで数字化するより、どういうものに反応し、どう世界を感じているかを見る方が、現場では役に立つんですよね。

こういうのって、まさに知識のアップデートだと思います。

昔こう習った。

昔はこう言われていた。

もちろんそれも大事です。

でも、動物行動学も、遺伝の話も、飼養管理の考え方も、どんどん更新されていく。

だから、発信する側も学び続けないといけない。

リスナーさんからの質問って、こちらの知識を更新するきっかけにもなるんです。

そういう意味でも、本当にありがたいです。

牛乳、チーズ、漫画キャラ。全部つながっている

今回のコメント返しで面白かったのは、真面目な話だけで終わらなかったことです。

牛乳が市場に出るまで何日かかるのか。

ゼブー牛の話。

さけるチーズの食感が変わった気がする話。

ベースの音作りの話。

そして、幽遊白書とHUNTER×HUNTERどっちが好きか、という話まで飛んでいきました。

こういうの、すごく好きなんですよね。

酪農家って、牛のことだけ考えて生きてる人だと思われがちなんですけど、そんなことないです。牛のことも考えるし、チーズの食感にも気づく人がいるし、昔やってたバンドを思い出すこともあるし、漫画の話になったら急に青春が出てきたりもする。

そういう雑多さが、人間らしさなんだと思います。

ちなみに僕は、幽遊白書とHUNTER×HUNTERなら幽遊白書派です。

理由はシンプルで、青春が詰まっているから。

こういう話をすると、「あ、この人は牛の専門家というだけじゃなくて、ちゃんと日常の延長線上にいる人なんだな」と伝わる気がします。

専門性って大事です。

でも、人柄が見えない専門性は、なかなか届きません。

逆に、人柄だけでも薄い。

だからこのコメント返し回は、僕にとってちょうどいいんです。

酪農の話もするし、雑談もするし、その両方があるから続けられるんだと思います。

SNSは、ときどき勝手に盛り上がる

今回、分娩動画のコメント欄で、僕に向けられたコメントに対して、別の方々がさらにコメントして盛り上がっている場面もありました。

あれ、SNSあるあるですよね。

自分の投稿なのに、自分のいないところで会話が進んでいく。

ありがたい部分もあります。

現場目線で補足してくださる方もいる。

一方で、「その場にいなかったよね?」と思うような代弁が入ることもある。

嬉しいような、ちょっとモヤっとするような。

でもそれも含めてSNSなんだろうなと思います。

誤解されたら悲しい。

でも、コメントが来るということは、それだけ何かを感じてもらえたということでもある。

だから僕は、なるべく丁寧に返したいと思っています。

強く言い返すより、説明する。

断定するより、ケースバイケースを伝える。

これが全ての分娩ではない。

これが全ての酪農ではない。

でも、こういう現場もある。

その温度感で伝え続けるのが大事なんじゃないかなと思っています。

知らないからこそ、聞いてほしい

僕はいつも思うんです。

酪農のことって、本当に知られていない。

でも、それは悪いことじゃありません。

知らないのは普通です。

だからこそ、聞いてほしい。

「こんなこと聞いていいのかな」と思うことほど、聞いてほしい。

牛はどこまで見えているのか。

どうして子牛は親から離すのか。

牛乳は何日で店に並ぶのか。

なんであの場面で引っ張っているのか。

好きなチーズは何か。

漫画の推しキャラは誰か。

そういう一つひとつの問いの先に、酪農の理解が広がっていく。

そしてその理解が、牛乳や乳製品をもっと身近にしてくれる。

僕はそれが、すごくうれしいです。

最後に。今日も牛乳を一杯

今週もたくさんのコメント、本当にありがとうございました。

Instagram、TikTok、YouTube、stand.fm、X、Threads、Note。

いろんな場所で声を届けてもらえて、本当に励みになっています。

コメント返しって、ただ返事をするだけじゃありません。

そこには、牧場と食卓をつなぐ役割があると思っています。

牛のことを少し知るだけで、牛乳の見え方は変わる。

酪農家の仕事を少し知るだけで、日々飲んでいる一杯の重みも変わる。

そしてその変化は、難しい知識だけじゃなく、雑談や笑いの中からでも起きるんだと思います。

日曜日の朝。

仕事の人も、学校の人も、お休みの人も。

今日がそれぞれにとって、少しでもいい一日になりますように。

そしてできれば、牛乳を一杯。

ホットでも、冷たくても。

自分の好きな飲み方で。

また来週も、まったりゆったり、コメント返しでお会いしましょう。

ばいばーい。

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