【朗報!】日本産牛肉の輸出拡大へ!台湾市場の影響は?🇹🇼🥩
2025-03-10 配信|川上牧場 酪農データバンク
この回の要旨
台湾が日本産牛肉の輸入を全面解禁する方針というニュースを、酪農家の視点からやさしく解説した回でした。和牛や部位の輸出が広がることは、実は酪農家にもつながる話なんですね。
この回の要点
- 台湾は月齢制限を撤廃し、全ての月齢の日本産牛肉を解禁する方針
- 規制の背景には2001年のBSE問題があり、2017年に一部解禁されていた
- ブランド牛や内臓など、これまで出せなかった肉や部位の輸出拡大が期待される
- 子牛価格が上がれば酪農家の恩恵にもなり、酪農にとっても明るいニュース
- 給食がなくなる時期こそ、家庭で牛乳を飲んでほしいという呼びかけで締めくくり
配信の全文(podyの記事より)
晴れた月曜の朝、牧場の一日はどう始まる?
この日は3月10日の月曜日。天気は晴れで、最高気温は15度と、春を感じるようなポカポカした一日になりそうだと話されています。
朝はグッと寒かったものの、日差しが出てきていたそうです。
この日の仕事は、堆肥の注文への対応がメイン。「堆肥ばっかりです、本当に」と笑いながら話されていました。
お昼には、新しいサービスの案内メールが来ていたので、その相手とZOOMミーティングをする予定だそうです。
さらに今週の木金には東京出張が控えていて、それまでに仕事を片付けないといけないので、ちょこちょこいろんなことをこなす一日になりそうだと語られています。
卒業式シーズンでもあり、この日は子どもが振り替え休みで家にいるため、お昼も一度帰って準備をする予定とのことでした。
新生活応援セールと「未来の牛乳」NFTのお知らせ
乾杯の前に、まずはお知らせから。グッズ販売サイトのSUZURI ── オリジナルグッズを作って販売できるサイト。Tシャツやフリースなどにイラストやデザインをのせて注文できる。で、新生活応援セールが行われているそうです。
川上牧場では、イラストレーターやデザイナーの方とコラボした作品が上がっているとのこと。お気に入りがあれば「いいね」を押し放題なので、応援してほしいと呼びかけていました。
もう一つは、Instagramでやっている「#未来の牛乳」の取り組み。「こんな牛乳あったらいいな」というアイデアをAIアートにしてNFT ── デジタルデータに固有の証明をつけて、売買できるようにしたもの。ここではAIで作った牛乳のアート作品を販売している。として販売しています。
その売上は、こども食堂への牛乳支援や、小中高での食育活動の活動費に充てられるそうです。
皆さんのご支援が、子供たちの未来の牛乳を作っていく、そんな特別なNFTとなっております。 ── 川上
台湾が日本産牛肉を全面解禁、その中身は?
ここからが今回の本題です。紹介されたのは、ライブドアニュースのウェブ版に載った、台湾に関する記事です。
2025年3月6日、台湾メディアが、台湾当局が日本産牛肉の月齢制限を撤廃し、完全に輸入を解禁する方針であることを報じたという内容だそうです。
これまで台湾では、日本から輸出できるのは生後30ヶ月以下の牛肉だけでした。今回の規制撤廃で、全ての月齢の日本産牛肉が輸出できるようになるというのが大きなポイントです。
月齢制限とは 牛が生まれてから何ヶ月経ったかで、輸出できるかどうかを区切るルールのこと。今回はこの制限がなくなり、月齢に関係なく輸出できるようになります。
なぜ台湾は日本産牛肉を規制していた?
そもそもなぜ台湾が日本産牛肉を規制していたのか、その経緯も説明されています。
きっかけは2001年に日本で起きたBSEの問題でした。当時、台湾は日本産牛肉の輸入を完全に禁止したそうです。
BSEとは 牛海綿状脳症とも呼ばれる牛の病気。2001年に日本で確認され、大きなニュースになりました。当時、吉野家がアメリカ産牛肉を仕入れられず、牛丼を提供できなくなったことでも話題になりました。
その後、2017年に「生後30ヶ月以下の牛肉ならOK」となり、ここ数年は日本の和牛やブランド牛が台湾市場に流通するようになっていました。
そして今回、その30ヶ月以下という制限が撤廃され、全ての月齢の牛肉が解禁されることになったという流れです。
台湾の日本産牛肉輸入をめぐる流れ
2001年
BSE問題を受けて、日本産牛肉の輸入を完全禁止
2017年
生後30ヶ月以下の牛肉なら輸入OKに
2025年
月齢制限を撤廃し、全ての月齢の牛肉を解禁する方針
全面解禁で何が変わる?広がる和牛と部位の可能性
では、30ヶ月以上の牛肉も輸出できるようになると、何ができるのでしょうか。
ブランド牛は、長期肥育で30ヶ月以上育てるところが多かったそうです。これまではその肉が台湾へ出せませんでした。
一方で、2歳ぐらいで屠畜して販売するような和牛も輸入できなかったため、今回の撤廃で日本各地のいろんなブランド牛が台湾へ輸出できるようになると話されています。
さらに、ホルスタインや経産牛の輸出も解禁されます。日本は今、物価が高くなってなかなか牛肉を食べられない人も多い中、こうした肉が輸出されることで消費につながるという見方です。
台湾はアメリカやオーストラリアからの輸入が多く、価格競争にはなるものの、「もうお隣ですからね」と、船でも飛行機でもすぐ行ける近さがチャンスだと語られています。
加工品や赤身肉に加え、内臓、いわゆるホルモンにも注目しています。レバーやミノ、センマイなどを美味しく食べる食文化が日本にはあり、そこも一緒に輸出できればさらにチャンスが広がるとのことでした。
・各地のブランド牛や個人ブランドの和牛
・ホルスタインや経産牛、廃用牛の肉
・加工品や赤身肉
・レバーやミノ、センマイなどの内臓
輸出拡大は酪農家にもうれしいニュース
台湾では高級レストランやホテルで、これまで神戸牛や松阪牛しか食べられなかったところに、いろんな都道府県や地域のブランド牛が並ぶようになると期待されています。
スーパーや精肉店でも、ホルスタインの廃用牛や、30ヶ月に満たない和牛の輸出が増えて、消費が広がるだろうという見立てです。
そして、これは酪農家にとってもうれしい話だと言います。酪農家はお肉のもとになる牛も生産しているからです。
乳用牛のホルスタインはもちろん、F1(交雑種) ── 乳牛と肉牛をかけ合わせて生まれた牛のこと。日本の酪農家が多く産ませています。や黒毛和牛も、日本の酪農家が産ませているところが大きいそうです。
畜産物収入の子牛価格が上がってもらえると、酪農がもっともっとしやすくなる。 ── 川上
だからこそ、お肉の輸出が広がることは酪農家にとっても恩恵になる、いいニュースなんじゃないかと共有されていました。
コメント返しと、牛乳の消費への願い
ニュースのあとは、コメント欄への返信タイム。運転しながら聞いてくれているリスナーへの感謝が伝えられました。
YouTubeとSpotifyの両方で聞けるようになったそうで、高評価やコメント、Spotifyの星での評価もうれしいと呼びかけています。
ビデオポッドキャストも始めていて、縦と横のどちらが見やすいか、感想を教えてほしいとのことでした。
最後は、卒業で給食がなくなると牛乳の消費がぐっと減ってしまうので、家庭でも牛乳を飲んでほしいという願いで締めくくられました。
川上 お仕事の方、学校の方、いってらっしゃい。みんな牛乳飲んでね。
まとめ
台湾が日本産牛肉の輸入を全面解禁する方針というニュースを、酪農家の視点からやさしく解説した回でした。和牛や部位の輸出が広がることは、実は酪農家にもつながる話なんですね。
- 台湾は月齢制限を撤廃し、全ての月齢の日本産牛肉を解禁する方針
- 規制の背景には2001年のBSE問題があり、2017年に一部解禁されていた
- ブランド牛や内臓など、これまで出せなかった肉や部位の輸出拡大が期待される
- 子牛価格が上がれば酪農家の恩恵にもなり、酪農にとっても明るいニュース
- 給食がなくなる時期こそ、家庭で牛乳を飲んでほしいという呼びかけで締めくくり