中学生職場体験受入中🐮②

2025-05-28 配信|川上牧場 酪農データバンク

配信の全文

──「お金」と「自分の未来」を学ぶ時間──

「1万円をどうやって増やす?」

これは、私が職場体験に来てくれた中学生に出した宿題です。

お金は大切。でも、単に「貯める」だけでは意味がない。

そこで今回は、「お金の増やし方」「価値」「投資」、そして「AIとこれからの生き方」について、彼らとの対話を通じて一緒に考えてみました。

お金って、どうやったら増えるんだろう?

中学生たちが調べてきた答えは、「FX」「投資信託」。

ネットを検索すれば、たしかに“すぐできる”“簡単に増える”といった魅力的な言葉が並んでいます。

でも、実際にやっている大人は…?

「周りにFXで儲けてる人はいない」と彼らは口を揃えます。

「なぜだと思う?」と問いかけると

「簡単そうに見えて難しい」「失敗すると大きな損になるから」

そんな言葉が返ってきました。

それこそが、お金を増やすうえで最も大切なこと。

「リスク」を知ること、そしてそのリスクに見合う「行動」と「知識」が必要だということです。

本当に“儲ける”ためには?

株式や投資信託は、確かに資産運用の選択肢です。

でも、それらは**“他人”にお金を預けて増やしてもらう手段**。

そこで私が提案したのは、**「自分に投資する」**という考え方でした。

例えば、1万円で資格を取る。

フォークリフト、英検、アーク溶接、小型移動式クレーン…。

どれも、私自身が10代のころから積み重ねてきた資格たちです。

大人になったとき、たとえ今の仕事がダメになっても、“身につけた技術”は一生モノの資産になる。

これは、金融商品以上に確実で、本人の努力次第で伸ばせる「自分だけの投資先」です。

学ぶことで、価値を生む

実際の体験としてよくある「ボールペンを売ってください」というミニビジネスワークを実施しました。

ボールペン1本の値段をどう決めるか。誰に売るか。どんなストーリーをつけるか。

**「需要と供給」や「価値の変動」**という市場の仕組みを、遊び感覚で理解する時間です。

同じように、為替やインフレ、資源価格なども、日常の暮らしとつながっています。

たとえば「円安になるとアメリカ産の牛の餌が高くなる」という話も、立派な“経済”の学びです。

AIと一緒に未来をつくる

午後は「AIを使って牛乳をデザインする」という時間。

100ml飲むたびに1時間戻れる「時計牛乳」をAIで生成し、そこにストーリーをつけて商品化する遊びをしました。

画像生成AI、ChatGPTなどを活用して、アイデアをかたちにする。

絵が描けなくても、文章が苦手でも、AIという“道具”を使いこなせれば未来の創造はできます。

**「AIは怖い」**という声もありました。

でも、道具は“使う人次第”です。

スマホも最初は怖かったはず。でも今ではなくてはならない道具になっています。

これからの勉強とは、「生きる力」を育てること

学校では教えてくれない「お金」「価値」「仕事」「未来」のこと。

これからの時代、それを自分で学び、自分で考え、自分で決断していく力が大切です。

君の1万円は、どう使いますか?

投資しますか?遊びますか?それとも、自分自身を磨くために使いますか?

答えは一つじゃない。

でもきっと、「知っていること」「考えたこと」が多ければ多いほど、より良い選択ができる。

そう信じて、また明日、牛乳の未来についてプレゼンしてもらいます。

明日の宿題

「どうすれば、みんながもっと牛乳を飲んでくれるか?」

アイデアをAIと一緒に考えてみましょう。

“今の中学生”だからこそ出せる発想を、楽しみにしています。

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