中学生職場体験受入中🐮③
2025-05-29 配信|川上牧場 酪農データバンク
配信の全文
こんにちは、川上牧場です。今日は中学生の職場体験、3日目、最終日。
少し疲れの色も見える中学生たちですが、笑い声も交えながら、今日も元気に牧場での体験が始まりました。
なぜ牛乳は飲まれないのか?中学生の視点から考える
3日目の宿題は「どうすれば牛乳がもっと飲まれるようになるか?」。
現代社会では、牛乳の消費量が減少傾向にあります。中学生たちは自分の体験や友人の話をもとに、味の問題、飲み方の工夫、イメージの改善など多角的に考えてきてくれました。
「いちごミルクなら飲める」
「シチューやカルボナーラに使ったらおいしい」
「ケーキだったら2日に1回は食べられるかも」。
そんな素朴な声が飛び交いました。
これらの声から見えてくるのは、牛乳を“日常的に摂取しやすい形”に変える必要性。ミルメークやフレーバー牛乳などの工夫が、今後さらに注目されそうです。
牛乳が高くなる理由:コスパと価格のジレンマ
「牛乳は太る」というイメージに対しては、栄養バランスとコストパフォーマンスの高さを伝えました。タンパク質、カルシウム、ミネラルなどをこれだけ効率よく摂れる食品は、実は少ないのです。
牛乳を加工するとコストがかかることも実感してもらいました。
例えばバターは、牛乳1リットルからわずか100g以下しか取れません。
中学生もバター作りを体験し、「たくさんの牛乳が必要なんだ…」と驚いていました。
食料自給率と国際情勢、そして税金の話
日本の食料自給率は約30%。輸入に頼りきった構造が、バターや脱脂粉乳などの価格変動に大きな影響を与えます。また、農業にかかる多くの補助金や税金の仕組み、ふるさと納税の安定性など、大人でも難しい話を中学生たちと一緒に考えました。
「給料が上がれば牛乳も買える」「減税したらみんなが働きやすい」。
そんな発言も出て、自分たちがこれから作る未来について考える力を少しずつ育んでいるようでした。
時間の価値、そして“仕事”とは何か
最後に、「時間の価値」について考えるセッション。
人生において自由に使える時間は意外と少ない。だからこそ、
“好き”や“やりがい”のある仕事を選ぶことで、人生の満足度が大きく変わるという話をしました。
「嫌な仕事を我慢して続けると時間が失われる。だけど楽しい仕事なら、学びも収入も一緒に得られる」と伝えると、生徒たちは「なるほど」とうなずいていました。
中学生たちへ、そして大人たちへ
今回の職場体験は、牛乳や農業の仕組みを知るだけでなく、
**「自分が社会をどう変えられるか」**を考えるきっかけになったのではないかと思います。農業の未来、食料問題、税と給料の関係、そして時間の使い方。
大人が避けがちな話題にも正面から向き合い、真剣に考え、時に笑いながら語り合える——そんな時間がここにありました。
中学生の皆さん、3日間ありがとう。そして、社会を動かすのは、まさに君たちのような若い力です。
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