【漫画で牛乳をもっと楽しく!】土日ミルク第2号公開🥛📖
2025-03-05 配信|川上牧場 酪農データバンク
この回の要旨
今回は、牛乳の消費拡大をねらったSNS漫画雑誌「週刊土日ミルク第2号」を、酪農家の川上さんが紹介する回でした。企画への期待とともに、その後の効果検証を求める現場の本音も語られています。
この回の要点
- Jミルクの「週刊土日ミルク第2号」は、人気漫画家7名が3月8日から週末ごとにリレーで牛乳漫画を投稿する企画
- 土日ミルクフェスは、給食のない春休みにも牛乳を飲む習慣を促すための取り組み
- これらの企画は全国の酪農家が出し合う拠出金で運営されている
- 川上さんは新しい試み自体は評価しつつ、「やりました」で終わらせず効果検証をしてほしいと訴えている
- 川上牧場には高校生3人の研修生が加わり、「研修生日誌」として発信をスタートしている
配信の全文(podyの記事より)
雨の水曜日、堆肥も運べない牧場の一日
配信はいつも、島根県出雲市の小さな牧場からお届けされています。スーパーやコンビニでいつでも買える牛乳の魅力や、酪農の魅力を酪農家自身が話す番組です。
この日は3月5日の水曜日。あいにくの雨で、山陰にも大雨警報が出るような天気だったそうです。気温は最高で8度ほど。
雨に濡れながらの作業はやっぱりテンションが下がる、と川上さん。この天気では堆肥を運び出せないので、来週の出張に備えて少しずつ動かしながら作業を進めるつもりだと話しています。
午後にはミーティングも入っていて、それまでに仕事を終わらせないといけない一日。先週の繁殖検診で診てもらった牛の移植なども予定にあるそうです。
堆肥 家畜のふんなどを発酵させて作る肥料のことです。牧場では日々出るふんを堆肥として管理し、畑などに運んで活用します。雨が続くと運び出しにくくなります。
新しく来た高校生の研修生と、未来の牛乳を作るNFT
この日のお知らせは、川上牧場に新しい研修生が来たという話から。しかも、いきなり高校生3人が研修に来てくれることになったそうです。
研修生の様子は「川上牧場研修生日誌」というXとInstagramのアカウントで発信していく予定とのこと。研修生自身が、勉強したいことや今やっていることを投稿していくそうです。
川上 皆さんで未来の酪農の担い手を育てていくような、そんなことができたらいいなと思ってますので、ぜひよろしくお願いします。
もう一つの取り組みが、Instagramで進めている「#未来の牛乳」。リスナーの「こんな牛乳があったらいいな」というアイデアをAIアートでNFTにして販売しているそうです。
このNFTの売上は、子ども食堂への牛乳支援や、小中高での食育活動の活動費に使われるとのこと。皆さんのご支援が、子どもたちの未来の牛乳を作っていくという位置づけの取り組みです。
NFT デジタルデータに「唯一のもの」という証明を付ける仕組みのことです。ここではAIで作った牛乳のアート作品を販売し、その売上を食育や支援活動の資金にあてています。
SNS漫画雑誌「週刊土日ミルク第2号」って何?
この回のメインは、日本農業新聞に載った一般社団法人Jミルクのプレスリリースの紹介です。テーマは、牛乳にまつわる漫画だけを集めたSNS漫画雑誌「週刊土日ミルク」の第2号。
SNSで人気の漫画家7名が、週末ごとに1名ずつ、牛乳にまつわる漫画をリレー形式で投稿していく企画です。発行は2025年3月8日の土曜日を皮切りにスタートします。
題材は牛乳だけでなく、乳製品や酪農をテーマにした作品もあって、バラエティー豊かな内容とのこと。第1号は2023年に発行され、話題になっていたそうです。
川上さん自身は第1号を「知らなかった」としつつも、SNSで牛乳関連の投稿をよく見ているので、見たような記憶もあると振り返っています。
リレー形式で登場する漫画家7名の顔ぶれ
ここからは、参加する漫画家7名を配信日順に紹介していきます。川上さんいわく、7名のうち直接知っているのは1名だけだったそうです。
週刊土日ミルク第2号 配信スケジュール
3月8日(土)
倉田けいさん。日常の小さな幸せを描くエッセイ漫画で人気
3月9日(日)
牛乳さん。独特の視点とユーモアでファンを魅了
3月15日(土)
牛川犬王さん。酪農の従業員をしながら漫画を描く作家
3月16日(日)
まぼさん。ファンタジー要素を取り入れた作品で知られる
3月22日(土)
しばひろさん。コミカルなキャラクター描写が得意
3月23日(日)
パパ頭さん。家族や日常をテーマにした作品で共感を呼ぶ
3月29日(土)
むぴーさん。シュールなギャグセンスが光る作風
この中で川上さんが知っていたのが、3月15日に登場する牛川犬王さん。酪農の従業員をしながら漫画を描いている方で、この配信でも過去に紹介したことがあるそうです。
川上 毎日牛まみれというね。漫画本当に面白いんで、ぜひ皆さん見てもらいたいですけど、動物をテーマにした温かみのある作品が特徴ということですね。
第1号と第2号の全作品をまとめた漫画集は、土日ミルクのウェブサイト内の特設ページで公開される予定とのことです。
春休みこそ牛乳を。土日ミルクフェスのねらい
そもそも「土日ミルクフェス」とは何なのか、川上さんが改めて説明します。
これは、農林水産省とJミルクが進める「牛乳でスマイルプロジェクト」の一環として2022年6月に立ち上げられた取り組みです。
目的は牛乳や乳製品の消費拡大。特に、学校給食のない春休み期間中にも牛乳を飲む習慣を促すことがねらいだそうです。
ちょうど卒業式のシーズンで、家で過ごす時間が増えると食生活も乱れがちになります。だからこそ、子どもたちに牛乳や乳製品を飲む・食べる習慣をつけてほしい、と川上さんは話しています。
義務教育が終わって高校生になっても牛乳を飲んでもらいたいなっていうのは本当に切に願っております。 ── 川上
この作品は、全国の酪農家が集めた拠出金でできたもの。だからこそ、リスナーにもしっかり見て応援してほしい、と呼びかけています。
拠出金 ここでは、全国の酪農家が牛乳の消費拡大などのために出し合うお金のことです。土日ミルクのような消費拡大の取り組みは、こうした酪農家のお金で運営されています。
「やりました」で終わらせない。効果検証への酪農家の本音
新しい試みそのものは、これまでになかった動きとしていいのではないか、と川上さんは評価します。SNSで才能のある漫画家も増えている今、時代に合った企画だという見方です。
一方で、川上さんが気になっているのは、その後の効果検証です。こうした取り組みの影響で、実際にどれだけ牛乳が伸びたのかという調査がされない点を問題視しています。
川上 やりましたっていうことしか言わないので、この後のその後の調査をね、しっかりしてもらいたいなとは思うところではありますけどね。
リスナーからの「宣伝効果とか気にならないのかな」というコメントには、話すと長くなる、と前置きしつつ本音を明かします。
予算があるから使わないといけない、消化するのが目的になってしまっている面がある、というのが川上さんの見立て。これはずっと言い続けていることだそうです。
私たちの酪農家の一生懸命搾った牛乳の拠出金ですよ。 ── 川上
だからこそ、聞いている酪農家に向けても、各都道府県の牛乳消費拡大の団体やJAに使い道をきちんと確認したほうがいい、と呼びかけます。倉庫に知らないグッズが眠っていることもある、という具体的な指摘もありました。
関連して、農業漫画といえば「銀の匙」や「百姓貴族」でおなじみの荒川弘さんの作品もおすすめとして紹介されました。「百姓貴族」は今YouTubeでも見られるそうです。
まとめ
今回は、牛乳の消費拡大をねらったSNS漫画雑誌「週刊土日ミルク第2号」を、酪農家の川上さんが紹介する回でした。企画への期待とともに、その後の効果検証を求める現場の本音も語られています。
- Jミルクの「週刊土日ミルク第2号」は、人気漫画家7名が3月8日から週末ごとにリレーで牛乳漫画を投稿する企画
- 土日ミルクフェスは、給食のない春休みにも牛乳を飲む習慣を促すための取り組み
- これらの企画は全国の酪農家が出し合う拠出金で運営されている
- 川上さんは新しい試み自体は評価しつつ、「やりました」で終わらせず効果検証をしてほしいと訴えている
- 川上牧場には高校生3人の研修生が加わり、「研修生日誌」として発信をスタートしている