吉岡里帆さんも触れた?AjiPro-Lのリアル:牛×人×環境Win-Win

2025-08-19 配信|川上牧場 酪農データバンク

配信の全文

https://open.spotify.com/episode/53e0SWkwcJ31HBPRY9c7yF?si=oBdtS_fRRKi0w3rI_PBdsg

おはようございます。出雲の川上牧場から、8月20日水曜日の晴れた空のもとでお届けしています。

今日は、スタンドFMのリスナー「せいさん」からいただいた素敵なご質問にお答えしていきます。

テーマはなんと「吉岡里帆さんのラジオで取り上げられた、アジプロL(AjiPro-L)」について。牛に与える飼料の話……と思いきや、実はこれ、とっても現代的な"牛×人×環境"をつなぐ話題なんです。

本記事では、以下の3つの視点からお話していきます:

・アジプロLって何?なぜ注目されているの?

・川上牧場のリアルな活用法と導入背景

・吉岡里帆さん&Jクレジットと“未来の酪農”の話

1. アジプロLとは何者か?味の素が挑んだ“牛のためのアミノ酸革命”

1-1. 「リジン」を届けたい…でも難しい!

牛には4つの胃袋があります。そのなかでも最初の“大胃袋”ルーメンは、微生物たちが働く独特の発酵タンクのような構造です。

人間なら直接吸収できる栄養も、牛の場合、このルーメンの微生物たちに“横取り”されてしまう。特にアミノ酸の一種「リジン」は、乳たんぱくの合成や代謝にとって非常に重要。でも普通に与えたら届かない。

1-2. 味の素が開発した「バイパス処理」

そこに登場したのが味の素社の「アジプロL」。

リジンを特殊なコーティングで包み、ルーメンをすり抜けて小腸で吸収させる技術、いわゆる“バイパスアミノ酸”を日本の高度な加工技術で実現。

この技術、実は世界トップレベルで、数年前出雲の酪農セミナーに味の素社の方をお招きしてお話いただいたことがあります。

1-3. 牛の健康、乳量アップ、環境への配慮——まさにWin-Win-Win

アジプロLの恩恵はこうです:

・消化率が上がる → 飼料効率アップ

・飼料効率が上がる → 温室効果ガス(特にメタン)削減

・健康状態も良好に保たれ、乳量も安定

そして何より、経済的にも環境的にもメリットが出るという、まさに“酪農のSDGs”な飼料です。

2. 川上牧場のリアル:アジプロLをどう使ってる?

2-1. 使い始めた理由は「実用性」

川上牧場では、アジプロLが発売された初期から活用してきました。使っているのは「乾乳牛」——つまり、お産前の牛たち。

乾乳期は、体の回復と次の分娩に備える重要な期間。この時期の栄養管理が、産後の乳量や健康を左右します。

以前はタンパク質中心の設計でしたが、タンパク過多は肝臓に負担がかかりやすい。そこで“少ないタンパクで、必要なリジンを届ける”アジプロLが活きてくる。

2-2. 効果実感:病気が減り、設計がシンプルに

「肝臓負担の軽減+リジンの吸収+タンパク最適化」で、飼料設計が本当にラクになりました。何より、牛たちの健康状態が安定したのを実感しています。

3. 吉岡里帆さんも触れた?未来の“アジプロLストーリー”

3-1. 吉岡里帆さん×味の素のラジオがきっかけ

味の素提供のラジオ番組で「酪農とアジプロL」の話題が取り上げられたと聞いて、実は私も少しテンションが上がりました(笑)。

普段は「牛にあげる飼料」が、こうして世間に知られていく機会ってとても貴重。SNSで“タレント牛”が注目される今、人と牛と社会がつながっていく感覚があります。

3-2. Jクレジット制度との関係

アジプロLを使うことで、温室効果ガス削減=Jクレジット対象になります。

このJクレジットとは、排出削減量を企業に売却できる仕組み。

ただし……

残念ながら現在この制度が活用されているのは北海道のみ。島根では対象外。導入にはシステム整備や費用がかかるため、実現までには道のりがあります。

3-3. それでも「無料で貢献しています」

川上牧場は、Jクレジットの収益がなくてもアジプロLを継続利用中。経済合理性もあるけど、それ以上に「使う価値」を感じているからです。

4. アジプロLを語る上で大切にしていること

・飼料は“コスト”ではなく“投資”。

・牛の未来は、飼料設計から変わる。

・人と牛がよりよく生きる、その懸け橋が科学。

こんな思いで、僕はこのエサを選んでいます。

ちなみに……せいさんからの質問の中に「吉岡里帆さん、好きですか?」という問いも(笑)。

答えは「どちらかというと、好きです」!

彼女が出演していたスピルリナのCMも印象的で、いつか飼料にも応用できたらいいなと妄想しております。

5. 最後に

この記事で伝えたかったのは、「飼料の話は専門家だけの話じゃない」ということです。

・環境負荷の軽減

・牛の健康

・酪農家の経営改善

そのすべてが「アジプロL」というひとつの製品でつながっている。

しかもそれが、ラジオで吉岡里帆さんの声を通じて全国の人に届く時代になった。

これって、ちょっとワクワクしませんか?

これからも川上牧場では、牛にも人にも、そして未来にもいい選択をしていきたいと思っています。

記事を読んで気になった方、メンバーシップ「ファームエコー」やKindle本もぜひチェックしてみてください。未来の酪農を一

https://note.com/kawakamifarm/membership/boards

https://note.com/kawakamifarm/n/n2c2f4763349b

https://note.com/kawakamifarm/n/n787b52334c89

🐄📚『川上牧場研修〜牛群検定の見方編〜』Kindleで絶賛発売中!📘

全ての酪農に興味がある方へ🐮数字で牛の声を聞こう!👇

https://www.amazon.co.jp/dp/B0FBQWGSK6

https://lit.link/kawakamifarm