牛乳1リットルの原価っていくら?酪農の“数字の裏側”

2025-11-12 配信|川上牧場 酪農データバンク

#牛乳の原価 #飼料費 #乳価 #流通コスト #酪農経営

要約

リスナーからの「牛乳1リットルの原価は?」という質問に、川上牧場が農水省やJミルクの統計をもとに答える回。原価とは飼料代・光熱費・人件費・機械の減価償却などをどこまで含めるかで変わり、全国平均でおおむね1リットル100〜120円。うち飼料費が5〜6割を占め、円安と穀物高で高騰している。一方、酪農家が受け取る乳価は1リットル100〜140円程度で、店頭価格200〜300円との差は輸送・加工・小売のマージン。原価を下げるより持ちこたえる段階にあり、消費者と生産者が一緒に未来を考えてほしいと訴える。

要点

  • 牛乳1リットルの生産コストは全国平均でおよそ100〜120円だが、規模・飼料構成・地域で80円台から150円超まで幅がある。
  • 原価の5〜6割は飼料費で、円安と国際穀物価格の高騰により2020年比で1.5〜2倍になっている。
  • ホルスタイン1頭が1日30リットル絞る前提だと、飼料費だけで1リットルあたり約60〜70円かかる。
  • 酪農家が受け取る乳価は1リットル100〜140円程度で、店頭の200〜300円との差は輸送・加工・小売のマージン。
  • TMRセンターの共同利用や自家飼料、省エネ機器などでコストを下げる努力をしているが、光熱費・人件費の上昇で厳しい。
  • 牛乳を飲むだけでなく、価格に少し支援を上乗せして次世代の牧場や地域に還元する仕組みを模索している。

こんな質問に答えています

牛乳1リットルの原価はいくらですか?
飼料代・光熱費・人件費・機械の減価償却などをどこまで含めるかで変わりますが、農水省の生乳生産費調査では全国平均でおよそ100〜120円前後です。牧場の規模や地域条件によって80円台から150円超まで差があります。
店頭では200〜300円なのに、酪農家は儲かっているのですか?
酪農家が受け取るのは生乳の出荷価格(乳価)で、1リットルあたり100〜140円程度です。店頭価格との差は輸送・加工・小売のマージンで、酪農家の手取りは原価とほぼ変わらず、経営はむしろ厳しいのが現実です。
なぜ飼料費がそんなに大きいのですか?
原価の5〜6割を飼料費が占めるためです。輸入トウモロコシや大豆カスに頼っており、近年の円安と国際穀物価格の高騰で2020年比1.5〜2倍に上がっています。牛乳の原価を最も左右するのが餌の値段です。

もっと詳しくは、noteの記事で

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