R7年中学生職場体験受入中!! #3
2025-09-12 配信|川上牧場 酪農データバンク
配信の全文
https://open.spotify.com/episode/0LqamEF9E7J3Q7eaAHqIrc?si=IPbd36ITSwywgVFneJzzog
おはようございます。島根県出雲市の川上牧場より、今回は中学生の職場体験受け入れ3日目の記録と学びをシェアします。
この3日間、参加してくれた中学生たちと仕事を共にしながら、ただ牛の世話や清掃を体験してもらうだけではなく、「お金」や「働く意味」について一緒に学ぶ時間を持ちました。
今日はその中でも「お金の増やし方」「投資とは何か?」というテーマで話した内容を中心にまとめます。大人にも響く内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
1. 職場体験中のお金の授業:きっかけと問いかけ
今回のテーマは「お金の増やし方」。
まず、導入としてこんな質問を中学生に投げかけました。
「今、川上さんから100円をもらったら何に使う?」
そこから1000円、1万円と金額を大きくしていくと、
「貯金する」「半分だけ使う」「欲しいものがなければ使わない」という答えが返ってきました。素晴らしい堅実な考えです。しかし、そこからお金の価値について深掘りしていきました。
2. インフレとデフレ:お金の価値は変わる
今の日本は緩やかなインフレ(物価が上がる傾向)にあります。例えば、
・今年200円で買えたおにぎりが、来年220円になるかもしれない。
・でも持っている1万円の価値は変わらない。
つまり、貯金をしてもその「1万円」で買える物の量は減ってしまう。
これが「お金の価値が減る」ということです。
昔はデフレで、物価が下がっていたから貯金が有利だった。でも今の時代、貯金だけではお金の価値が目減りしていく。
3. 投資とは何か?中学生にもわかるように
ここから「じゃあ、どうやったらお金を増やせるのか?」という話に移ります。
答えのひとつが 投資 です。
● 株などの金融投資
中学生には少し難しいかもしれませんが、株やNISAなど「お金を働かせてお金を増やす」方法もあります。
● 自分に投資する
もっと身近でわかりやすい投資は「自分への投資」。
例えば:資格を取るための勉強にお金を使う。海外旅行に行って経験を積む。本を読んで知識を深める。
これらはすべて自分の価値を高め、将来の収入を増やす可能性があります。
若い時の1万円の使い方は、大人になってからの1万円とは全然違う意味を持ちます。
4. 投資とリスク:失敗から学ぶ力
もちろん投資にはリスクがあります。
・資格を取っても仕事に活かせないかもしれない。
・友達にお金を貸したけど返ってこないかもしれない。
・自分に合わない勉強に時間やお金をかけてしまうかもしれない。
でも、失敗も投資の一部。若いときの経験こそ、取り返しがつくリスクの少ない投資です。
5. 「複利」の魔法と、比率管理の大切さ
今回教えた中で一番伝えたかったのは、
「少しずつでも続けること」「比率で考えること」
例えば、
・収入の20%は必ず投資用にとっておく。
・自分にかけたお金(勉強や経験)は、数年後に何倍にもなって返ってくる。
これが「複利」の力です。最初は少しでも、時間が経つごとに雪だるま式に増えていく。
6. お金を使って時間を買うという発想
次に伝えたのが、
お金を使って時間を節約する=時間を生む
例:
・ロボット掃除機を買えば、毎日30分の掃除時間が浮く。
・AI(ChatGPTなど)を使えば、宿題や資料作成の時短が可能。
これらはすべて「未来の時間を生む投資」。今の子どもたちには、時間を意識する習慣も一緒に持ってほしいと願っています。
7. 職場体験の現場から:給料はなぜ生まれるか
清掃作業やミルクロボット周辺の作業を一緒にやりながら、
「給料は価値に対して支払われるもの」
という話もしました。
・言われたことだけでなく、自ら考えて動く。
・期待以上の成果を出す。
・相手(雇い主)の困りごとを先回りして解決する。
これが「価値を生む働き方」であり、評価や報酬に結びついていきます。
8. 経験が価値になる時代
中学生にこんな話もしました。
若いうちに海外に行く。新しい経験をする。その知識や感覚が、10年、20年後に“資産”になる。
人生の中で一番時間があって、感受性が高い時期にする経験ほど、あとから大きな影響を与えてくれるのです。
9. 「あの時の話が効いた」と思えるように
今回の職場体験を通して伝えたかったのは、
・お金の価値は変わるということ。
・お金は持つより、活かすものだということ。
・自分の価値を高める投資を早く始めた方が良いということ。
今すぐには理解できなくても、高校・大学・社会人になったときに
「あ、川上さんが言ってたやつだ」
と思い出してもらえたら、それが一番うれしいです。
10. 最後に:未来への乾杯
3日間の職場体験、最終日。 最後に中学生の2人に「せーの」で言ってもらいました。
「牛乳飲んでね!」
農業も教育も、そして経済も、すべて未来につながっていることを改めて実感しました。
川上牧場では、これからも中学生・高校生の受け入れを継続していきます。働くことの意味を、自分の価値を高める楽しさを、牛たちとともに学べる場所として。
このNote記事が、教育に関わる方、子どもたちの未来を考える方、そして中学生自身にとって、少しでもヒントになれば幸いです。
それでは、また次回お会いしましょう。
https://note.com/kawakamifarm/membership/boards
https://note.com/kawakamifarm/n/n2c2f4763349b
https://note.com/kawakamifarm/n/n787b52334c89
https://lit.link/kawakamifarm