成長率12.3%!乳製品飲料市場のトレンドを探る
2025-01-28 配信|川上牧場 酪農データバンク
この回の要旨
島根の小さな牧場からの朝の配信で、川上さんが乳製品飲料市場の成長予測を酪農家の目線で読み解いた回でした。数字の話も、身近な商品や自分の願いに引きつけて語られているのが印象的です。
この回の要点
- 乳製品飲料市場は2025年から2030年にかけて年平均成長率12.3%で成長すると予測されている
- 健康志向やタンパク質への関心の高まりが、成長の背景にある
- フレーバーミルク、プロテインミルク、乳糖フリーなど、ニーズに合わせた製品が人気
- 大手企業の出資や若い人口を背景に、アジア太平洋地域が急成長している
- 日本は消費が落ちていくなか、海外市場を狙えばまだ伸びる余地があると川上さんは見ている
配信の全文(podyの記事より)
雨の朝、牧場の一日はどう始まる?
この日は1月28日の火曜日。川上牧場のある島根県出雲市は、昨晩からずっと雨が降っていて、雪の予報も出ている寒い朝でした。
川上さんはこの日の予定を、堆肥の注文があるので雨の中を届けにいくこと、隣の牧場で生まれた子牛の授乳を頼まれたのでササッと行くこと、と話しています。
時間があれば堆肥を切り返し、午後は確定申告に取りかかる予定だそうです。
川上 午後は確定申告ですね。やらないといけない。本当にずっとずっと言ってる。進んでない。
この放送はいつもどおり10分から15分ほどの配信で、牧場の日常を語りながら進んでいきます。
牛乳で乾杯の前に、川上牧場の取り組み
川上さんは牛乳で乾杯する前に、川上牧場の取り組みを2つお知らせしています。1つ目は、noteというブログ用アプリで運営しているメンバーシップです。
このメンバーシップでは、オンラインで川上牧場とつないで牧場体験をしたり、実際に牧場を訪れて体験したり、有料記事が読み放題になったりするそうです。
note 文章や写真を投稿できるプラットフォームです。有料記事の販売や、月額制で応援できる「メンバーシップ」機能があります。
2つ目はInstagramでの「#未来の牛乳」という取り組み。飲んでみたい牛乳やあったらいいなと思う乳製品のアイデアを、AIアートにしてNFTとして販売しています。
NFT デジタルデータに「これは本物」という証明をつけて売買できる仕組みです。ここではAIで作った牛乳アートに付けて販売しています。
このNFTの売り上げは、こども食堂への支援や、小中高の食育活動に川上さんが行く際の活動費にあてられるとのことです。
川上 皆さんのご支援がですね、子どもたちの牛乳、乳製品を届けるということに変わりますので、そんな特別な体験ができる、そんなNFTになっております。
乳製品飲料市場は年12.3%で成長する?
この日のニュースは、パンドラというサイトから引用した「乳製品飲料および飲料市場の成長予測 2025年から2032年」という記事です。AIでまとめられた記事のようですが、ソースがちゃんとしたところから取られていたので紹介しています。
記事によると、乳製品飲料市場は2025年から2030年にかけて、年平均成長率12.3%で拡大すると予測されています。
12.3%ってめちゃめちゃすごいですよね、年平均でね。 ── 川上
川上さんは、この数字を受けて、どんどん生産量を上げていきたいと話しています。とくに注目したいのはアジア太平洋地域の急成長だそうです。
成長の理由としては、健康志向の高まりやタンパク質摂取への関心の増加、そして便利に栄養を補える飲料形態が注目されていることが挙げられています。
人気を集めている乳製品飲料は?
記事では、いま人気を集めている乳製品飲料の種類も紹介されています。川上さんがそれぞれに補足を加えながら読み上げていきました。
いま注目される乳製品飲料
フレーバーミルク
調整新鮮牛乳
プロテインミルク
乳糖フリー
パーソナライズ栄養飲料
プロテインミルクについては、運動習慣のある人にとって欠かせないアイテムとして、日本のザバスプロテインミルクなどが市場での売り上げを伸ばしていると紹介されています。
さらに、環境への配慮からリサイクル可能な包装や、低糖・低脂肪の製品がトレンドになっているそうです。川上さんは低糖について、乳糖を取り除いた乳糖フリーの商品などを指すと補足しています。
つまり、これからは消費者一人一人のニーズに合わせた製品が増えていくという流れです。
なぜアジアが伸びて、日本は落ちていくのか
川上さんは、アジアが伸びている背景として、大手企業の存在を挙げています。ダノン、ネスレ、フォンテラ、アルラフーズなど、世界的に有名な企業がアジア圏にかなり出資しているそうです。
フォンテラ ニュージーランドの大手乳業企業です。乳製品の輸出で世界的に知られています。
人口が増えていくことや、若い人が多いことも、アジアの成長の要因ではないかと話されています。
一方で日本は、これから少子高齢化が進み、牛乳や乳製品の消費も落ちていくだろうと見ています。実際に今も消費は落ちているところです。
ただ川上さんは、日本もアジアの中にいるのだから、海外市場を狙っていけばまだまだ伸びる予測があるのではないか、と前向きに捉えています。
海外の商品が入ってきてほしい、でも国産も
アジアは乳製品の激戦区になってくる、と川上さんは見ています。飲みやすい新商品がどんどん出てくるだろうという予測です。
日本の牛乳売り場には国産の牛乳しかありませんが、海外に行くと売り場にいろんな商品が並んでいるそうです。川上さんは消費者目線として、そういう商品が日本にも入ってきてほしいと話しています。
一方で、だけど国産の牛乳飲んでもらいたいなという思いも語られました。海外の商品に追いつけるよう、酪農業界と乳業業界に頑張ってほしいという願いです。
最後に川上さんは、寒気が入って寒くなりそうなので、体調に気をつけて牛乳・乳製品で乗り越えてほしいと呼びかけて配信を締めくくりました。
まとめ
島根の小さな牧場からの朝の配信で、川上さんが乳製品飲料市場の成長予測を酪農家の目線で読み解いた回でした。数字の話も、身近な商品や自分の願いに引きつけて語られているのが印象的です。
- 乳製品飲料市場は2025年から2030年にかけて年平均成長率12.3%で成長すると予測されている
- 健康志向やタンパク質への関心の高まりが、成長の背景にある
- フレーバーミルク、プロテインミルク、乳糖フリーなど、ニーズに合わせた製品が人気
- 大手企業の出資や若い人口を背景に、アジア太平洋地域が急成長している
- 日本は消費が落ちていくなか、海外市場を狙えばまだ伸びる余地があると川上さんは見ている