ファミリーマート、冬休みの牛乳消費拡大へ向けた新施策を発表
2025-01-04 配信|川上牧場 酪農データバンク
この回の要旨
冬に牛乳が余ってしまう背景と、それに対するファミリーマート・全農の取り組みを、酪農家の目線でわかりやすく紹介した回でした。買い物のときに少し意識を変えるだけで、酪農の応援につながることが伝わってきます。
この回の要点
- 冬休みは給食停止や年末年始の稼働停止で牛乳がだぶつきやすい
- ファミマは割引セール・新商品・子供食堂の3本柱で冬の消費拡大を狙う
- 新商品「冬のおいしいミルクコーヒー」は全農とのコラボ商品
- ミルクコーヒーは表示を見て「生乳(国産)」を選ぶと酪農家に嬉しい
- 子供に牛乳を飲む習慣が根づくことが、酪農家にとって一番ありがたい
配信の全文(podyの記事より)
お正月でも休まず配信、今日の一日は?
この回は1月4日の土曜日、川上牧場からの朝7時の配信としてスタートしました。天気は晴れ。まだお正月休みの人も多い時期です。
川上さんによると、今年は土日に重なったこともあり、6日から仕事始めという人もいそうとのこと。そんな中でも配信は休まず続けています。
この日は冬休みで子供をどこにも出かけさせられなかったこともあり、夕方に隙間バイトのタイミーの人と、以前いた研修生が来てくれるので、その間に子供と出かける予定だと話していました。
タイミー スキマ時間に単発で働ける仕事を探せるアプリ・サービスです。人手が必要なときだけ短時間のバイトを頼めるため、農場や飲食店などでも活用されています。
川上 今日今日ぐらいです。私が出かけられるのは。
近くの出雲大社は初詣ですごい人出だったそうで、川上さん自身の初詣は来週か再来週ごろに行こうかなと話していました。
グッズの新春セールと「未来の牛乳」の取り組み
牛乳で乾杯する前に、まずはお知らせから。グッズ販売サイトのSUZURIで、この日の12時から新春セールが始まるとのこと。
川上牧場では、イラストレーターやクリエイターとコラボしたグッズを展開しています。欲しいデザインがあれば、SUZURIのサイトや各SNSのDMからリクエストしてほしいと呼びかけていました。
もう一つ紹介されたのが、Instagramのハッシュタグ「未来の牛乳」の取り組みです。「こんな牛乳あったらいいな」というアイデアをAIアートでイラストにし、NFTとして販売しています。
NFT デジタルデータに「これは本物」という証明をひもづけられる仕組みです。イラストなどをネット上で販売・所有できるようにするために使われます。
このNFTの売上は、子供食堂への牛乳支援や、小中高の食育の授業に出かけたときの費用に充てられるそうです。買うことがそのまま支援につながる形になっています。
ファミマが発表した冬休みの牛乳消費拡大の施策
ここからが今回のニュース。AIが要約したニュースとして、ファミリーマートの取り組みが取り上げられました。ファミリーマートのホームページからの引用です。
内容は、冬休み期間中の牛乳消費を促進するための特別な取り組みの発表です。川上さんが説明した施策は次の3つです。
・牛乳商品の割引セール
・新商品「冬のおいしいミルクコーヒー」の発売
・全国でのファミマ子供食堂の開催
子供食堂では、牛乳の栄養や重要性を子供たちに伝える教育的なイベントも行うとのこと。買ってもらうだけでなく、学んでもらう場も用意されているのが特徴です。
全農コラボの「冬のおいしいミルクコーヒー」に注目
新商品の「冬のおいしいミルクコーヒー」は、全農とコラボして開発されたものだと紹介されました。
川上さんによると、全農はこの冬の牛乳消費が落ちる時期に、毎回ミルクティーを作ったり、去年は抹茶を出したりしているとのこと。これらは全農のECサイトから購入できるそうです。
全農 JA全農(全国農業協同組合連合会)のことです。全国の農家がつくった農畜産物の販売や、生産に必要な資材の供給などを担う組織で、牛乳や乳製品の流通にも関わっています。
ここで川上さんは、市販のミルクコーヒーやカフェラテについて、大事なポイントを挙げます。こうした商品の多くは脱脂粉乳で作られているのだそうです。
川上 裏の表示表を見てもらって、生乳(かっこ)国産って書いてあるのを選んでもらえると酪農家大変嬉しいですね。
なぜ牛乳を使った飲料が少ないのか。川上さんは、牛乳を入れると賞味期限が短くなってしまうこと、ペットボトル飲料では食中毒の懸念もあることを理由に挙げています。
だからこそ、そのハードルを越えて全農とファミリーマートが冬のおいしいミルクコーヒーを出したことに意味がある、というわけです。ファミマを見つけたら寄ってみてほしいと呼びかけていました。
なぜ冬に牛乳は余ってしまうのか
そもそもなぜ冬場、特に冬休みに牛乳の消費が落ちるのか。川上さんはその理由を具体的に説明しています。
冬に牛乳がだぶつく理由
学校給食が止まる
冬休みで学校給食での牛乳消費がなくなる
↓
年末年始で稼働が止まる
工場・物流・倉庫などが止まる
↓
牛乳がだぶつく
消費先が減り、牛乳が余ってしまう
牛は毎日休まず乳を出します。一方で消費先が一気に減るため、この時期は牛乳が余りやすいのです。だからこそ、ファミマや全農のような取り組みが、消費の安定化や業界全体の支援につながってほしいと川上さんは話します。
子供食堂についても、子供たちに飲んでもらうのが一番ありがたいと語っていました。習慣として牛乳を飲む子が、大人になってまた次の子供に、という流れになってほしいという願いです。
子供たちに飲んでもらうのが一番ありがたいですからね。 ── 川上
コメント大歓迎、気軽な質問を募集中
最後は締めのあいさつへ。リアルタイムで聞いてくれた人や、Instagramのリンクから聞いてくれた人への感謝が語られました。
この配信は、Stand.fmやポッドキャスト、Spoonという配信アプリでも届けているとのこと。特にInstagramからの反応が良かったそうです。
Instagramには質問のコメント箱もつけていく予定で、牛乳や牛についての素朴な疑問を気軽に寄せてほしいと呼びかけていました。
川上 牛乳ってなんでこんな風にできてんですか?とか、牛さんって何々するんですか?みたいな質問でもいいので。
まとめ
冬に牛乳が余ってしまう背景と、それに対するファミリーマート・全農の取り組みを、酪農家の目線でわかりやすく紹介した回でした。買い物のときに少し意識を変えるだけで、酪農の応援につながることが伝わってきます。
- 冬休みは給食停止や年末年始の稼働停止で牛乳がだぶつきやすい
- ファミマは割引セール・新商品・子供食堂の3本柱で冬の消費拡大を狙う
- 新商品「冬のおいしいミルクコーヒー」は全農とのコラボ商品
- ミルクコーヒーは表示を見て「生乳(国産)」を選ぶと酪農家に嬉しい
- 子供に牛乳を飲む習慣が根づくことが、酪農家にとって一番ありがたい