投資で農業を支援!新事業『ノーサ』の可能性とは?
2025-01-17 配信|川上牧場 酪農データバンク
この回の要旨
今回は、投資家が農業に参加できる新サービス「農佐」のニュースを、酪農家の川上さんが自身の目線で紹介する短めの回でした。可能性を感じつつも、天候リスクへの対応など気になる点も正直に語られていました。
この回の要点
- 農佐は、投資家が資金を出し、農家が生産から販売まで代行して収益を分配するサービス
- 記事では年利10%ぐらいのモデルとされ、2025年1月14日に累計申込数が20口を突破
- 安定すれば農家は生産に集中でき、販売や営業を任せられるメリットがある
- 一方で、天候不順で収穫が落ちた年にどう収益を確保するかは公開情報からは見えにくい
- 広がれば農業への関心や新しい食料安定供給につながるのでは、と期待も語られた
配信の全文(podyの記事より)
東京出張の宿泊先から、声ガラガラでスタート
この日の配信は、1月17日の金曜日。川上さんは東京出張中で、宿泊先から収録しています。
前日の夜2時ごろまでお酒を飲んでいたそうで、声はガラガラ、しかも眠いとのこと。今回は短めに、15分ぐらいでいこうとアナウンスしています。
川上 今日はだから短い配信で、15分ぐらいの配信やっていこうと思いますので、最後まで聞いていただけたらと思います。
いつもは牛乳で乾杯するところですが、この日は手元に牛乳がないので乾杯はお預け。そのまま、AIがまとめたニュースの紹介へと入っていきます。
ニュース紹介:投資家が農業に参加できる「農佐」とは
今回紹介するのは、朝日新聞ドットコムの記事から。クールコネクト株式会社が手がける農業事業「農佐(ノーサ)」というサービスです。
農佐は、投資家が農業に直接参加できる仕組みを提供するサービスとのこと。日本の農業界が抱える課題を解決するために、新しい収益モデルを作っていくことを目指しています。
仕組みの特徴は、投資家が農地や農作業に資金を提供し、その収益を分配するというもの。記事では主な取り組みとして、次のような点が挙げられています。
・投資家と農業生産者をつなぎ、農業経営の安定化を支援する
・環境負荷の少ない生産方法で、持続可能な農業を目指す
・地域経済の活性化と食料自給率向上を目的としたプラットフォームを提供する
食料自給率 国内で消費される食料のうち、どれだけを国内生産でまかなえているかを示す割合のこと。日本は先進国の中でも低い水準にあり、農業の担い手不足とあわせて長く課題とされています。
仕組みの中身と、年利10%というモデル
農佐の流れをもう少しかみ砕くと、集まった投資家の資金をもとに、農家が農業生産から販売までを一貫して代行し、その収益を投資家に分配する、という形になります。
農佐のお金と作業の流れ
投資家が出資
農地や農作業に資金を提供する
↓
農家が生産・販売
プロの農家が生産から販売まで一貫して代行する
↓
収益を分配
上がった収益を投資家(オーナー)に還元する
2025年1月14日には、累計申込数が20口を突破したそうで、これはプレスリリースでもニュースになっているとのこと。
記事によると、農業のプロフェッショナルが品質の高い野菜を生産し、収穫物の売上をオーナーに還元するモデルで、年利は10%ぐらいあるという説明になっています。
「そんなにうまくいく?」酪農家としての正直な感想
ホームページも見てみたという川上さんですが、文面を読むだけでは「本当かな」と思ってしまうサービスだ、というのが率直な感想です。
川上 これホームページも見てみましたけど、文面見るだけでは本当かなって思うようなサービスですね。
投資家が集まり、そこにプロの農家が集まって運営していく形なのかな、と想像しつつも、うまくいくのかという疑問がまず頭に浮かんだと話します。
川上 そんなにうまいこといく?っていうような感想が、一番初めの感想ですね。
一方で、もしこれが安定すれば農家にとっては嬉しい話だ、とも言います。生産に任せてくれて、販売やお客さんの開拓、営業まで全部やってくれるなら、農家は生産に集中できるからです。
ただ、興味はありつつも「ちょっと怖いな」というイメージもある、と正直な気持ちも添えています。
天候リスクをどうする?まだ見えない収益の裏側
川上さんが気にしているのは、農産物が持つリスクをこのモデルがどう扱うのか、という点です。
最近は農産物の高騰が話題になりますが、その背景には天候の悪さや、去年のような暑さ(暑熱)があります。果樹ならカメムシなど虫の発生で生産が大きく落ちることもあります。
川上 農産物の生産がめちゃめちゃ落ちた時に、これどういう感じで収益を上げていくのかっていうのは、ちょっとまだ見えないですね、ホームページからではね。
つまり、年利10%といっても、天候不順で収穫が落ち込んだ年にどう収益を確保するのかが、公開情報からはまだ読み取れない、というのが酪農家としての着眼点です。
それでも川上さんは、こうしたモデルが広がれば農業への関心がいろんな人に広がり、新しい食料安定供給の形につながるのでは、と期待も口にしています。
この日は短時間の配信ということで、声ガラガラ・眠気まじりのまま、仕事や学校へ向かうリスナーへ「いってらっしゃい」と声をかけて締めくくりました。
まとめ
今回は、投資家が農業に参加できる新サービス「農佐」のニュースを、酪農家の川上さんが自身の目線で紹介する短めの回でした。可能性を感じつつも、天候リスクへの対応など気になる点も正直に語られていました。
- 農佐は、投資家が資金を出し、農家が生産から販売まで代行して収益を分配するサービス
- 記事では年利10%ぐらいのモデルとされ、2025年1月14日に累計申込数が20口を突破
- 安定すれば農家は生産に集中でき、販売や営業を任せられるメリットがある
- 一方で、天候不順で収穫が落ちた年にどう収益を確保するかは公開情報からは見えにくい
- 広がれば農業への関心や新しい食料安定供給につながるのでは、と期待も語られた